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実を言うとあまりピンとこない。どうも、意図的に変にしようとしているような ところが感じ取れてしまい(つまり作者がそうでなくても、オレにはその電波が 感じとれるのだ。)その気になれないというか。そしてなんとなく、人からオレの 作風と似ていると言われそうで嫌だ。そりゃあ、似ているといわれたときの嫌さは 相手の方が大きいだろうが。だいたいアマチュアのオレが売れない作家の真似を して嬉しいところがあろうか。
低K血症の対策のため、医者で薬を変える相談をする。この間飛び込んだ病院の内科医 は、ステロイド吸入剤が原因だとほぼ決めつけていたが、いつもかかっている診療所 の呼吸器科の医者はやはり気管支拡張剤が悪いのではないかというように思っている ようだ。ステロイド剤はさまざまな病気に悪魔のようによく効き、副作用もひどい。 一方、気管支拡張剤は喘息に鬼のように効き、副作用もまたひどい。ということで、 吸入ステロイド剤はステロイド剤のいいとこどりして、副作用は少ないと言われている 薬なのだが、ま、ステロイドはステロイドだということで、内科医はコレを疑って いるのだが、呼吸器科の医者としてはやはり気管支拡張剤の方がより怪しいという ことになるらしい。
ま、オレとしては、吸入ステロイド犯人説に1票。下痢に0.5票という感じで、 とりあえず、吸入ステロイドはやめてもらうことに。それから、先にもらった カリウム剤の切れる頃にもう一回血液検査をしてもらうことにする。
バナナを買って食べる。
低カリウム血症には嗜眠という症状があるということに自分の日記を読み返したら 気付き、とても眠くなる。幸いにも昨夜の雨のせいか、涼しいので昼ごろまで 寝てしまう。
なんとその上、3時くらいからまた眠くなり6時くらいまで寝てしまう。
またも朝遅くまで寝て、郵便局に行き、それから昼寝して、夜も普通に 寝てしまったのであった。
電車であいている席に座ろうとしたら、隣のおばさんが急に痛いとか言い出して 怒られた。どこも踏んでないのに。よく隣の席まで脚を広げて座っている男の 隣に座ろうとすると、嫌な目で見られることがあるけど、オバサンでは珍しい。
午前中、意識を失いかけた。でも午後はほぼ大丈夫であった。
いやー、意識を失ってましたね。合計2時間くらい。これはは長すぎるかも。
やっぱいいなぁ。とはいえ、今回はマイルズ君活躍しないんだよね。それでも、 上巻では、マークはまるっきりボクみたいだなと思っていたのだが、 下巻になると急に元気になってしまい、やっぱオレの方がダメダメだぁと 実感。
しかし、シリーズものなのに毎回違う趣向をこらすというのはすごいよ。 そもそもこのシリーズ自体がマイルズ君のキャラクターでもっていると オレなんかは思うわけだけれど、作者はそこに安住していないわけで、 つまりマイルズ君がアレな状態というのはどうにでも感動的に書けるにも かかわらず、それをほっといてマークのことを延々と書くのである。
これはおそらく作者自身のクローンへのあるいは自我へのあるいは虐待された 子供(これは違うかも)、コンプレックスといったものへの関心が書かせる のであろう。だから、ボクなんかはマイルズ君はどうなったんだとか思わない でもないけれど、それでも引き込まれて読んでしまうのは、そういった作者の 作品に対する真摯な態度があるからだと思うのだ。
売れ線を狙ったりウケを狙ったりする作者だったら、このシリーズの良さは出ないよ。
家の近くの床屋が終わったあとタバコを勧める上に、朝夕に駅に行く途中でその 床屋の前を通ると親父が店の前でタバコを吸っていて邪魔なので、別の床屋に 行くことにする。そしてかなり髪が伸びてきて鬱陶しいのに今日を逃すと 土曜日まで床屋に行けないので、仕事が終わったあと職場の近くの床屋に行く。 なんか初めてのところで、美容院なのか床屋なのかもよくわからずに入ったが、 スタッフが女性ばかりの店でなかなかよかった。
そして、最近顔の老化が著しいと感じていたので、ついフェイスマッサージ というのも頼んでしまう。うーむ、その割にはあまり若返らなかったような 気がした。
また、バグを出してしまった。追い出される前に、自分からやめた方が いいかもしれない。と思う。といいつつ、遺留されたら、賃上げも狙う という作戦はどうか。
しかし、そういう作戦を仕事関係では立てられるのに、女の子に対しては 全然ダメなのはどういうわけか。自信がないからだな、やはり。
ここ半年ほど時々手首が痛かったので。そう、実は今タイプしていても 少し痛みがありますが、何かの拍子で激痛が走っていたので、レントゲンを 撮ってもらったが、なんともないとのこと。そのあと、リハビリというのを やれと言われたが、手はずっと使い続けているのでリハビリではないのでは ないかという気がしつつも、医者への付き合いで、電気を通したりする。 これはビリビリくるものであった、強くしたら拷問に使えそうな気もする。 それから、理学療法士?だかの人に手首をさすられたが、これはあまり 嬉しくなかった。
最初、評判とか帯に騙されていて、年寄りの愚痴をいい話風に仕立てて ダメな小説かと思ってしまったが、読んでいくうちに、全然いい話じゃない ということに気が付いて、実に筒井康隆らしい、嫌な話であって、傑作である とわかった。
ま、少年と犬のオマージュだろうというのは設定からわかるわけだが、 あんなさわやかないい話ではなく、家の金を持ち逃げする程度の不良少女が 会社乗っ取りまでやらかす一人前の悪党に成長する話である。
また、もともと読点の少ない作家(というか読点を細かく打つのは小学生の 作文くらいなものだが)であった筒井康隆が、ここで読点を異常に多用した 文体を試みていて、そのために小学生の女の子を主人公にしたのではないか と思えるほどであった。筒井康隆の実験は常にエンターテイメント性を犠牲 にすることなく成し遂げられてきたが、さすがにこの読点多用文体は読みにくい。
障害者を主人公にすることによって、悪党の成長物語という反社会性に 対する反論を封じ込めてしまい、「障害があるから不良になる」という 禁じられたパターンから「障害があるけれどまじめ」というパターンを飛び越して、 「悪党だけれど、障害があるからOK」というパターンが新たに提出され ているわけである。もともと作家というものは反社会的なものだという 筒井康隆はもちろんこれまでも反社会的な傑作を書いてきているわけだが、 さすがに障害者の女子小学生でそれをやられると、素直に反社会的だと 受け入れることができなくて、健気な女の子の話として受け入れたくなる のだが、そういう曲解をしてしまう自分の気持ち悪さからは逃げられない のである。
うーむ、またしてもバグがとか思っていたが、調査したらバグではなかった。 と思って油断したら、別のところからバグが……。もうかなりダメ。
この間あったばかりのような気もするのだが、今回はプロットの話。 ヴォネガットの運命曲線など。しかし、オレはプロットはほとんど作らない ので、流して聞く。そして川又先生もあまりプロットにはこだわらないという ことでした。しかし、曲線を観ているうちにオレは小説のアイデアを思いついて しまい、しかもそのアイデアはオレにうまく書けるかどうかというぎりぎりの 線であって、能力を要求されるやりがいのあるアイデアなのである。ま、三行で 挫折するという予測もあるが。これはアイデアを話しても面白くなく、実際に やってみせねば真価を発揮しないのであるが、実は今書いている短編 (行きづまってる)が終わったら長編を書こうと思っていたので、書く暇がない のであった。長編を後回しにするかなぁ。
その後、飲み会。柏崎さんやら尾山さんやらにまたも「多様性のために」の ことで慰められる。あまり二人が慰めるので、誉めているのだと勘違いした 阿部ちゃんが「いや、でもあの人は変態じゃないよ」と難点を挙げはじめるくらい。
酔っぱらってふらふらになってタクシーで帰る。が、あっちをまわってからこっちを まわってとどう考えてもおかしな道順を提案する。戸惑う運転手。結局妥当な道順 で帰ったのであった。
bk1に注文していた風雲児たちが届いたので一気に読む。はー、やっぱ面白い。 みなもと太郎はずっと追いかけていたわけではないが、昔の少女漫画誌に載っていた (どろぼうさん物語とかだっけ)あたりから読んでいるので、そして作画グループ の中で一番最初に名前を知ったのもみなもと太郎なのであった。というか、 みなもと太郎の漫画の名前のところに書いてある作画グループって何だろうとか 思ったのであった。
とにかく、風雲児たちはたいへん面白い。
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