TOP PAGE | 日記 INDEX | 前の日記 | 次の日記 | このページの最後尾 |
CETAGANDAが読み終わったので、取っておいたこっちを読む。おもしろかったけど、 コーデリアってどうも苦手だ。アラールはもう全然だめな指揮官だし。命令違反して 危険な行為をするというのはありがちがけど、コーデリアの立場でやっちゃ 駄目でしょう。「あなたに一度でもお願いしたことがあったかしら」とか 言っているが、物語前半でそのお願いをしてるじゃないかぁ。でも、そういう 言い方はよくあることなので、作者のミスというよりはコーデリアのわがままぶり を表す言葉なのだろう。一方、ボサリはいいし、ピョートルもいい。コーデリアは ピョートルに冷た過ぎる。ピョートルはその気になればマイルズを殺すことくらい 簡単にできそうな気がするのだが、それをしなかったのはためらいが あったからではないか。
昨日、Mirror Dance の値段が高いと書いたがそもそも、CETAGANDAが$5.99なのに MIRROR DANCE は $6.99 なんだからもともと高いのだ。ということは、更に厚い ってこと?
去年買ったのだが、途中に挟まれているコラムというところの出来が悪くて放り出して あった本。部屋を片づけるために拾って読んでみるといいところもある。特に、たばこ 以外の肺癌の原因とされるアスベストについての項目は意外であった。アスベストに よって肺癌の危険性が上がるのは喫煙者の場合に著しいのである。非喫煙者が アスベスト環境にあってもアスベスト環境にない喫煙者の半分程度の肺癌発生率しか ない。なんかずいぶん大騒ぎしてアスベストを除去していたような気がするのだが。
CETAGANDAを読み終わって気が抜けたのか、風邪ぎみである。あわててかぜ予防小説 を書こうとするが、行き詰まっていたのであった。仕方がないので早く寝ることに したらなんか寝つけなくて、何度も寝返りを打っているうちに行き詰まっていた 小説の打開策が浮かんだ。どうしていままで思いつかなかったのか謎なくらい 当然の展開であった。そう、あの人物は殺すよりうまい使いみちがあったのだ。
予約すると送料が無料になるというのでつい予約し過ぎたbk1から、同じ本を 三冊も予約しているがそれでいいのかというメールが来た。2冊だと思って いたが確認してみると、スピリット・リングを三冊も予約していた。ま、 ビジョルドだから人に勧めればいいや。
そのbk1から今日届いた「文化史上より見たる日本の数学」にはさまっていた 栞は「ゴジラ」という言葉を広辞苑からひいたものだった。
e-novelsで著者渾身の最終回「あいうえ音座録」を読んでから、田中啓文特集を読む。 いやー、笑わせてくれますなぁ。匿名座談会は見事な匿名ぶりに最初から 笑ってしまった。
現在地下20階。生きてます。が、おにぎりもなければ杖もなく、盾も剣もメッキ なし、合成なし。死ぬのは時間の問題という気がする。
たばこは文化だという主張をする人がいるので、それなら立ち小便や野グソも文化で、 手鼻は重要無形文化財だと思い、「手鼻」で検索してみると、大量にヒットして 驚く。手鼻をかむというのは指を鼻に当てて片方の鼻の穴を閉じ、もう片方から 勢いよくはなみずを飛ばすことなのだが、どういうわけか、手の甲ではなみずを ぬぐうようなことを含めて言っている人もいる。そして今回初めて気づいたのだが、 手の指として人差し指を使う一派と、親指を使う一派がいるようである。また、 拳を鼻に当ててという表現もあり、文化の多様性を見せられた気がする。 その上、松尾芭蕉の句や農家のことわざというところにも手鼻に関するものがあり これは本当に文化かも。更に、花粉症のがらみでティッシュから手鼻にしたいという 切実な願望も見られた。なお、日本では滅びつつある手鼻文化も中国などアジアの 国々では栄えているようである。手鼻三吉という銭形平次の手鼻版の(自主制作?) 映画まで検索にかかった。
風来のシレンばかりやっていたのに、かぜ予防小説はいつのまにか、苦労した章が 終り、新しい章に入った。でもペースは落ちたままなのである。それとは別の 今週空想小説ワークショップに提出しようと思っていた小説も進まず。こっちは フィクションが少な過ぎるからか。
裁判所から少額訴訟の答弁書というのが送られてきた。答弁書という書面には 「このことについて被告の言い分を書いた書面が出ましたので送ります」と いう付箋が着いているのだが、その付箋がマフラーをしたフクロウのイラスト 入りというお茶目なもの。桜吹雪の代わりか? 前に電話で裁判の日時の連絡 があった時に若い女性の声だったが、同じ人が付箋を付けたのかも。
先日から所持しているPHSに間違い電話がかかってきた。その上、 間違いだと言っても納得しない。一度切ってもまたかけてくるのだ。 「彼女は電話に出たくないと言っている」 と言ってやろうかと思ったが、 さらに面倒なことになるのもなんなので電源を切った。
風来のシレン。今回は地下11階でレベル20になったのでなんとかなるかも。 その前に痛恨の腕輪をつけたまま5階くらいさ迷って痛い思いをしたし、 泥棒ハウスでトドに囲まれているところへどこからかやってきたセルアーマー に盾を飛ばされ、盾と剣をトドに盗まれるという悲惨な目にも会ったが、 トドのおかげでレベルアップできたのだ。
今日の日記はアップロードし忘れていたので追加する。光る風を読んだ。 今ごろと思うかもしれないが、このマンガは週刊誌連載中に目にして なんか暗いマンガだなぁという印象があったので、その後の山上たつひこ の活躍にもかかわらず読んでいなかったのである。カンボジア派兵など 未来予測のつもりではなかったであろうが、不幸にして実現してしまっている。 憲法を改正せずにというあたりもマンガのとおりであった。こわい話である。
ヒラノマドカさんによるとかなりページ数がある模様。 はたしてちゃんと読めるであろうか。ところで私は戦士志願とヴォルゲームを 頭の中で混同していたのだが、bk1のヒラノマドカさんの書評を読んでそうだ と内容を思い出したのであった。
なんとなく昔のアニメの検索をしてみたが、「とっかんかめこう」だけが検索されない のである。どこかがカタカナか漢字であったろうか。それともこんな昔のアニメは 誰も知らないのであろうか。「やんなったうたうたう」とぼやく犬が相棒で、甲羅の 中で電話が鳴り、急ぐあまり甲羅を忘れていく亀の探偵のアニメだと記憶している のだが。
今回は小説の舞台について。SFの舞台についてリングワールドなどを例に 挙げての説明でした。その後、マルコポーロの見えない都市のイザウラに ついて簡単な説明からどんなことが展開するか、みんなで考える。昼夜の 別がないので適当に起きて適当に寝ると私が言うと、隣にいたO氏はそれじゃ ただの怠け者だという。
講座の前には芝居の稽古を抜け出してきた尾山ノルマが、MIDNIGHT MIMEという 芝居のちらしを配っていく。これはSFマガジンのエトセトラにも案内が掲載 されているらしい。
そうそう講座の前にはリブロでSFマガジンと逆転世界と祈りの海と地獄に落ちた者 ディルヴィシュを購入。レジが終わって振り返ったら後ろにいたのは風野氏であった。 時々リブロで見かけるのだ。
講座の後はいろりやIIで飲み会。場所を知らないはずのN氏や今度こそ稽古が 終わった尾山ノルマ嬢などがあとから参加。尾山嬢からSFセミナーの情報を 得るが、このところセミナーの打ち合わせはサボっているというから古い情報 かもしれない。Aさんは今度の小説の関係で物理学の勉強をしたいというのだが、 よく聞くと雰囲気が分かればいいような気もしたので 「ご冗談でしょうファインマンさん」を勧めておく。でも内容の面白いところ はその場で話してしまう。
和算のことが載っているというので購入したが、それほど詳しく 載っているわけではない。そりゃあ、米の本だから。文章というか論理展開 というかそういうのが私の肌に合わない。いや、たぶんこれは典型的な文系の 文章というか、むしろうまい文章なのだろうけれど。たとえば、これこれに ついては以前に書いた本で述べたというように書かれている。要約してくれれば と思うのだが、これは自分の本を売るためではなく、要約不可能だからであろう。 つまり小説のようなものあるいはエッセイのようなものなのだろう。
そう思えば、なんでも米のおかげだという著者の主張も、きわめて主観的なもの と考えられる。それに私は詳しくないが、たしか江戸時代には農民は米を食べるな というおふれが出たのではなかったか。米は確かに素晴らしい点もあるが、過去には 奴隷的小作によって支えられてきたのだ。それだけは忘れないで欲しい。
値段の割に薄い本だが良書である。バナッハ・タルスキーの定理についてのやさしい 説明だけでなく付録としてちゃんとした証明もついている。それに選択公理の説明 もやさしい割に適切であると感じた。でも付録の証明はまだ読んでいないのである。
まだ読み終わってないけど。海外のキーパーソンもやはり知らない人であった。 でもポール・アンダースンは知っていると思ったのだが、実は知らなかったみたいだ。 ま、もはや原書の読める私はその気になれば読めるので問題ではないのだが。 「空飛ぶリス」縦組で字も大きくなっている。うれしい。「彼らがやってきた前日に」 わからん、というか昔よくあったテーマとしか読めなかったなり。
というほどではないが、階段だけは危ないので雪をどけた。それだけで足は筋肉痛。 喘息の発作も起こる。駄目じゃん。息を整えるため、「樹魔・伝説」をよんだ。 うーん、今のオレには「とんでも系」一歩手前という気もする。いや、その頃の SFはそんなのが多かったが、まじめに取り組んでいる分よけいに。
二千年紀のための懐疑論ガイドというところを見る。前にも見たことがあるが、 もう一度見てみると、論理の部分に実に喫煙者のもちいる論法の多いことよ。
少額訴訟の。訴状の提出が去年の12月21日だから一ヶ月と少し経っている。 少額訴訟なので基本的に明日で終わり。負けても次に喫煙者に暴力を振るわれた時 の参考にする予定ではある。今夜は眠れるかなぁ。
開廷10時30分とあるので10時に裁判所に行く。自転車で。401号法廷というので もう来ているかなと開けてみると既に裁判をやっていた。あれ、前の裁判かと 廊下の掲示を見ると10時からいくつも裁判が入っている。10時30分からとある 裁判は9件。最初は廊下で待っていたが、10時20分くらいに中に入って出頭した と名前を書く。裁判官と書記が女性で名前を書かせているのは男性。
傍聴人席にいるのはどうやらみんな裁判を待っている人のようだ。なにかお金を 返さないというのを争っているのが多い。だいたい原告と被告の名前を確認した あとで司法委員という人と別室(調停室)に行ってしまう。 私の番が来て名前と訴訟理由を確認するが、 3人くらいいる司法委員がみんな別室に行ってしまっているので しばらく待つように言われ、裁判を傍聴する。一件5分もかかっていないように 見える。みんな調停室行きというわけではないのだがどんどん進む。
ようやく司法委員の一人が戻ってきて、被告と一緒に調停室に連れていかれる。 司法委員の方は髪の白い年配の人。この人に対してもう一度事件を説明する。 で、和解するように言われる。これがもうなんというか、和解しないとつっぱねる のは非常に難しいです。被告の謝罪を書面にすることで和解することにする。 司法委員は、これでいいかなぁとか言いながら和解の文面を作る。調停室にいた 時間のうち司法委員がこの文章を作っていて原告と被告が黙っているという 時間が一番長かった。本当は被告から謝罪の書面を貰いたかったが、それだと すぐというわけにはいかず一週間後までに書面を出すこととかなるらしいが、 一週間してそれが届かなかったら、面倒なことである。司法委員の方は裁判官 にどうするかもう一度聞くというのでまた法廷にもどる。
他の裁判の合間に司法委員の方が裁判官の判断を仰ぐと、裁判官立ち会いのもと で被告が原告に謝罪し、和解文書には謝罪したと記述することになる。で、裁判官 に立ち会ってもらうために午前の裁判が終わるのを待つ。しばらく傍聴席で待って いたのだが、裁判が終わると法廷が閉められてしまい、書記の人に「こっちで待って いてください」と調停室の近くの待合室に案内される。
その待合室には女性が四人と男性が一人既にいて、一人の女性がずっと土地の分筆で どうのこうのと言っている。それを聞いている人は、そんなこというとまた問題になる からやめた方がいいわよとか言っているが、その人自身は帰りたいのだが開廷中は 帰れないとかそういうことを言っていた。
書記の人に呼ばれてまた調停室に入り、裁判官の前でもう一度事件を話して、 被告が頭を下げて「すみませんでした」と言い、私が「わかりました」と言って 終り。調停室だけれど書記の人もなぜか立ち会っていた。ちなみに司法委員の 人は和解文書に「今後誹謗中傷などはしない」という文言を入れるかなぁ、 入れなくてもいいかなどと言っていて、結果的にはそういう言葉は入っていない。
TOP PAGE | 日記 INDEX | 前の日記 | 次の日記 |