子供の頃、よく高いところに登った。屋根に登ったし、木登りもしたし、アンテナにも登った。しかし、高いところが気持ちよくて登ったわけでも、見晴らしがいいから登ったわけでもない。怖いから登ったのだと思う。
高いところに登ると怖い。気が遠くなるような感じがするし、気が遠くなったら落ちるだろうなと思うと更に怖い。すごく怖い。なので登る。一人で登るのがいい。見ている人がいると余計なことを言うので気が散る。
なんだろうな、あの感覚は。怖いもの見たさのようなものか。よく落ちなかったと思うが、危険だと思っていたのは自分だけで実際はそんなに危険ではなかったのかも知れない。
未勝利日記 復活への道のり
未勝利日記復活とは汚名挽回に似た何かなのか。