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うーむ、だるい。かなり気力なし。それにもかかわらず、納期は迫ってくるので あった。どうしたものか。
ついうっかり、一気に読んでしまった。そのせいで小説進まず。これは傑作だわ。 小夜子がよいね。1984にも匹敵するディストピア小説。で、ディストピア小説という のは実は現実を描いたものだから、まさにこの嫌な国の現実を描いていて素晴らしい。 そして女の力というか最後は男のオレには感情的に納得できないけれど、これはこうで なければならないのは現実としてそうであり、やはり女はすごい。
仕事はいよいよヤバくなってきたので、残業する。今回は結構遠いので残業すると もう小説を書く時間がないような気がするが、それは言い訳かも。というか 月刊少年マガジンを読んだのがいけなかったのかも。
洗濯してからふと着るものがないと気づいたが、まあいいかとコンビニで購入。 それから出かける時に眼鏡を忘れて取りに戻ったので、着いたのは13:00ちょうど。 適当に話を聞いたりしていたが、奥泉光はやはりすごいと再認識したのであった。 ただ、ジャズ的なセッションとしては、まじめな聞き手である鈴木力よりも 尾山ノルマの方が向いているかとも思った。とにかく奥泉光の言葉は一言一言 うなずくものばかりであった。
それから飯を食うために外に出たら、前のバイト先の生徒のO澤君に会った。 どこかで見たことある顔だけど誰だっけと思いながら適当に会釈してたのだが、 名前を聞いてようやく思いだしたのだ。今は某KO大学のSF研にいるらしい。 とりあえず誘ってみんなと一緒に飯を食う。
合宿では主に数学SFの部屋とほしのこえ。数学SFでは尾山さんが怒っていた 作品と志村さんが怒っていた講評とかを読み、実は話はほとんど聞いていなかった のであった。数セミのMFの問題点は募集した字数が少なすぎたという点と応募 点数の少なさにあるだろう。あの枚数ではオチがあれなのも仕方がないと思う。 そもそも数学的なものを現実世界に反映させることの難しさがMFの困難点で ある。もっともそれをうまいことやった作品が現われれば、その後の作品は それを真似ればよいので、これはジャンルが成立する時点での困難ともいえる。 講評の問題点は、作品数が少ないのに評者の理想が高すぎる点にある。 最初だから気負いすぎたのでは。SFの初期にもこんなことをいう人はいたみたい だしさ。
ほしのこえの上映会。なんかオレにはもう世代が違うなとしか思えなかった。 おれはブギーポップはどこがいいのか全然理解できないのだが、この作品にも おなじ感想しか持てないのである。確かに、ひとりで作ったというのはすごいが、 作品自体としてはどうもピンとこない。悪いという印象はないのだが、俺のような 年寄りの感性では共感できないのである。
で、その後、丸の内線の終電で帰る。とにかく創作講座の締切に間に合わない 可能性が大きくて、ここで朝までいるとたとえ寝部屋で寝たとしても明日一日 潰れてしまう可能性が高いのだ。ここで帰れば、今晩少し書けるうえに、 明日は丸一日使えるので、なんとか締切に間に合うはずだ。それに奥泉光の 話を聞いて、またやる気が出てきたので、その気持ちがなくならないうちに 書いておきたかったのである。
で、帰ってから書いたのは1枚だが、ここでラストの落とし方が見えたので まず間に合うであろう。
数学小説だが、やはりSF的発想で書くことが問題であって、ファンタジー的に 書いた方が向いているのかもしれないと思う。「数学はドラクエに似ている」という お言葉もあることだし。
順調に終わるかと思われた創作講座応募用の原稿であったが、濡れ場を書かねば ならないのであった。しかもここで濡れ場書かれることはすごく必然性があるというか 濡れ場を書かないで小説を終わらせることはできないのであった。しかも適当に 誤魔化すこともおそらくは許されないのである。
小説を書く上で何が問題かといって作者よりも読者の方が詳しいことを書くという のが一番の問題であろうよ。しかし、どうやって百戦錬磨の読者を納得させる 濡れ場を書いたらいいのだろうか。
SF創作講座応募用原稿、濡れ場も書いて第1稿があがる。いつのまにか66枚もある。 このまま推敲すると70枚を越えてしまいそうである。枚数オーバーで削るという 初めての体験をするかも。
しかし、この作品について読むはずもないある人が激怒するというこわい予感がして ラストが弱くなってしまった。
某所の下見。寒かった。とりあえず、俺以外の人はなにか打ち合わせをしていた。 俺はワインを飲んで酔っぱらっていただけであった。
働けど働けど……という感じでとても辛いような。しかしオレ以外の人はもっと 忙しそうであった。
そうそう今の職場はPHSの電波が入らないので、かつ、残業したりしているので、 オレとの連絡が取りにくいかもしれません。なにしろ、今の職場のビル建設には あのミカカ様が一枚噛んでいるらしく、他社のPHSなどは遮蔽されているようなのだ。
残業などをしているせいで小説の改稿すすまず。そもそも最初がいつになく荒いので かなりの改稿を必要とする気がするのに。でも、創作講座の時に塩澤編集長が 荒さを若さと勘違いしてくれると嬉しいのだが。
仕事の方はなんとかなりそうな気配が見えてきたような。
問題は創作講座の方だが、今年は強力な助っ人がいるので、自分の作品さえ ちゃんと書き上げれば(もう書いてあるから、ある程度の書き直しができれば) いいのだが、その書き直しがあまりすすまない。
そして、もうひとつのアレは明日夜から集中して作業して日曜には終わらせる 予定。予定は予定。
とりあえず、川又先生から受け取るものがあったので、仕事は途中だったけれど いそいでワークショップに行く。そして受け取るものを受け取ってとりあえず 安心したのであった。
講座では、SFセミナーがらみで「SF入門」の続きとか、歴史小説大賞(だっけ?) の選考の話とか。
それから、白木屋で飲む。なんか、箸袋に「あなたの好きなアニメ」とかいう アンケートがあったり。
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