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未勝利日記

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2000/09/21 (木)

そろそろ小説を書かないと……。
しばらく小説を書くのを休んでしまった。そろそろ復帰しないと。 だいたい、10/1締め切りで短編を書かなければならないのだ。 これは空想小説ワークショップ受講者向けの同人誌のようなもの。 あと10日だから30枚くらいでなんとかかけると思うのだが。
と思っていたらまたパソコンが落ちた。たぶん、土曜日にあたらしい のが届くのでそれからにしよう。落ちてたんじゃやってられない。

国勢調査。
なんかノックの音がしたのだが、どうせ新聞の勧誘だと思って無視していたら、 国勢調査のパンフが入っていた。でも、調査期間じゃないではないか。 なんか、前回の国勢調査には答えなかった記憶があるのだが、 それはいまは都合が悪いのであとで来てくれと言ったら二度と来なかった から。とにかく、何度も来られるのは困るのだ。一度で済ませて欲しい。


2000/09/22 (金)

よく覚えてない。
なにしろ昨日のことなので。たぶん、マンガを読んだりしていたのだろう。 そうそう、唇の傷は治ってきた。もう、舌で触っても痛くない。


2000/09/23 (土)

パソコン届く。
といっても、性能が向上するわけではなく安定するだけだと思われる。 運が悪いと安定すらしないかも。ま、せっせとデータを移す。 それからいきなり考えを変えて、ディスクを二つの区画に分けることにして、 もう一度やり直す。うーむ。電源ファンが電源ユニットの下にあるためか、 ファンの音は前より静か、その分かもしれないが、ハードディスクの音が 気になる。とにかく、安定はしている模様。Windows98SEってやつで、 システム終了からちゃんと電源が切れるパソコンを初めて見た、 というくらい安定している。いやあ、バイト先のはハングアップするもんね。 以前のパソコンはAT電源だったから自動切断しなかったし。
ついでに、FEPとかIMEとか言われるものを秋葉原で購入。このあいだまで だめだめだったMSIMEは問題外だし、DOSの時代にだめだめというか他の フリーウェアとの相性がいつもだめだったATOKにする気もない。となると、 WXGくらいしかないやん。AI-softはいい会社みたいだし。しかし、まだ 慣れていないので使っていてへんなかんじがする。


2000/09/24 (日)

足の踏み場がない。
パソコンの空き箱とプリンタの空き箱で足の踏み場がない。システムが安定した ようなので、SF大会の創作講座の録音テープをWAVEファイルにする。 前半38メガバイト後半38メガバイト。mp3にしてみたがそれでも片方14メガバイト ある。品質はほぼ最低に設定しているのに。これ以上どうしろというのか。

ポーの一族を買う。
文庫版を購入。ポーの一族は最初に買ったのがコミックスでそれから 萩尾望都作品集の一部として買い、今度が三回め。やはりすごくいい。 引っ越したらもう一度萩尾望都を揃えようかなと思う。


2000/09/25 (月)

ミニキーボード愛好会。
とかいうものがあるらしい。やはり、キーボードは机の上で邪魔になるのだ。 そもそも素人がパソコンを嫌うのはキーボードにたくさんボタンがあるからで、 そのボタンが少なければそれだけ覚えることが少なくて使いやすいのである。 だから、Windowsキーもインターネットキーも余分なキーをつけ加えている という点でパソコンを使いにくくしているのである。というわけで、89キー というキーボードを購入。大きさも、キータッチも満足である。最初、 キーボードがぐらぐらしていたが、紙をセロテープで貼りつけて高さを 調整したら問題がなくなった。しかし、一つだけ問題が残っている。 それはキーを押したときに結構大きな音がするのだ。メカニカルな音なので 消すことはできない。昼間はいいけど夜中には結構響くと思うのだ。 なにしろこのところ気になっていたハードディスクの音が少しも気にならなく なるくらいなのだ。そろばんを弾く音よりもずっと大きい。もしかしたら、 タイプライターを叩くくらいの音はするかもしれない。どうしたものか、 やはり引っ越すべきかも。


2000/09/26 (火)

異形コレクション帰還(井上雅彦監修/光文社文庫)読了。
確かに光文社文庫版の最初が帰還というのは素晴らしい偶然。やはり菊地秀行はいい。 最後の一行はいらない気もするが。牧野修の「夜明け、彼は妄想より来る」の中で、 少年の頭は脱穀した米のように一部分が欠けていたとあるが、 脱穀ではなく、精米ではないだろうか。

精神状態やばし。
最近自分の精神状態に自信が持てなくなって来た。どうもおかしい。 こんなはずではないのに。bk1でハルキ文庫のSFを3冊購入。ここは応援しなければ ならないのだ。デビュー作になるはずの小説は昨日一枚書く。とにかく、 一枚でも二枚でも進めば恩の字である。


2000/09/27 (水)

書評。
ここは書評サイトではないのだが、DASACONの書評アンケートの結果を見た。 うーん、これからの日記に影響が出るかも。もっとも、この日記で取り上げる 本は自分がどう思ったかの記録という意味が大きいのだが。それから、けなすなら 読むなというような意見もあったが、せっかく金を出して買ったのにつまらない からけなすのだ。それは他人への警告を目的としたものではないが、猿だって 脅えて叫び声を上げればそれが他の猿への警告となることはあるらしいから。

おもいでエマノン(梶尾真治/徳間デュアル文庫)読了。
この作品の中で一番いいのはタイトルである。ひらがな四文字カタカナ四文字。 いいタイトルである。このタイトルは前に目にしたことがあったので購入したのだ。 過去の名作が復刊されたのかと思ったのだ。 が、面白くなかった。エマノンっていうのは生命誕生以来の記憶を持っている という設定の少女なのだが、それが単なる設定に終わっている。いや、そんな設定を 実際に書くことはもちろん困難なのだが、でもなぁ。その設定はほとんど描写される ことはなくエマノンが自分でそう語ることによって明かされるのである。そんなので いいのかぁ。そういう記憶を持った少女らしさは出てこないでただあまり行動 しないで、男のいいなりになる女なのである。かとおもったら、いきなりアクション するし。そのアクションにも説明はあるのだが、ほんとうにそれでいいのか。 それまでの印象と違いすぎるぞ。もちろん、エマノンがたばこを吸うことは、 私にとっては減点の対象であり、それは偏見かもしれない。 でも偏見だとしても作中人物が言っている 「女性が煙草を吸うのはよくないな」という台詞ほどはひどくない。これは エマノンが言い返してるからいいけど。
ちょっと思うのは、この作品が書かれた時代には擬似科学をそれらしく使う SFが多かったのかなということ。植物のところで出ててくるフィトンチッドとか。 少なくとも今の私は擬似科学をそのまま使うようなSFには感心しない。 もっともこの植物のところではそれ以前に饒舌な植物という点で、もうかなり 嫌になるのだが。延々と台詞で説明しまくるのが人間でもちょっとアレだが、 それが植物なんですぜ。


2000/09/28 (木)

免罪符?
今日日比谷線北千住駅のホームでたばこを吸っている人がいたので注意したら、 「携帯灰皿を持っているからいいのだ」とのたもうた。馬鹿じゃないの。 どうしてそういうことになるのだ。喫煙者が馬鹿かどうかはともかくとして、 喫煙者はたばこを吸うためなら馬鹿な論理を平気で主張するのである。 それはもうニコチンが切れて吸いたくて吸いたく吸いたくてどうしようもない のだから馬鹿な論理を展開してでもなんとか煙草が吸える理屈をつけよう とするのだ。もっとも馬鹿なことを言うやつを馬鹿と呼ぶのにためらう必要はない。 全然ない。
それはさておき、携帯灰皿については 歩きタバコについてひとこと言いたいのゲストブック で危惧されていることが実際に起こっている わけである。私は以前にも新京成の駅でも携帯灰皿を出して堂々と禁煙の場所で 煙草を吸っている人を見ている。これはたぶんJTが喫煙マナーをまもりましょう とかいうキャンペーンで故意に吸い殻を投げ棄てないことが喫煙マナーのすべてで あるかのように見せているからではないか。駅の禁煙の場所で数々の喫煙者に 注意して来た経験からすると、彼らの言うことはなにか出典があるようなのだ。 みんな同じことを言うのである。携帯灰皿さえ持っていれば禁煙の場所でも 煙草を吸っていいと言っているか暗示しているものがあると思う。
わたしは携帯灰皿を持っていれば禁煙の場所でも煙草を吸っていいと考えて しまうような人を論理的に説得することは出来ないと思う。別の手段をつかう しかあるまい。
とりあえず、ここではこう言っておこう。携帯灰皿(携帯吸い殻入れ)は 免罪符ではない。灰皿の設置していない場所では煙草を吸うな。


2000/09/29 (金)

定期を落とした。
今朝、日比谷線から降りて改札を通ろうとしたら定期がなかった。 入ったときはあったのに……。どうも、電車に乗る前に改札を通って すぐに、煙草を吸っている人がいたので注意していたときに落としたのではないか と思う。まあ毎日よくタバコを吸う人に注意していると思うかもしれないが、 わしもまあ毎日よくも禁煙の場所で煙草を吸う人がいるものだと思う。

天使の非常手段(笹本祐一/ハルキ文庫)読了。
薄い本だ。200ページないではないか。表紙が麻宮騎亜なのだが、内容も麻宮騎亜 っぽい。後書きを先に読んだら女優の写真がついているかと思ったが、 着いていなかった。えーと、麻宮騎亜は好きかというと、私の中のおたくのツボを つきそうな気配を見せながら微妙にはずしてくる人なのでそんなに好きではない。

悪い例。
キャノンのレーザーショットのアンケート葉書に悪い霊が憑いていた。 アンケートの結果をマークシートで記入するのだが、その記入方法に 「良い例」と「悪い例」があるのだ。いやー、アンケートなんかに協力して やってるのに悪い例と言われてもなぁ。それ以外の部分の言葉づかいが丁寧でも 気になるのだが。いや、むしろプログラマーとしてドキュメントを書くことも ある身としては怒るというより、自戒の意味で。

lynx
lynxというブラウザを使って見た。まさかDOS窓とは思わなかったが、使って見ると 結構使いやすい。いや、ほんと。マウスを使わずにキーボードだけで操作できる というのがこんなに使いやすいとは。最近はGUIに毒されていたが、やはり、 CUIの方が使いやすいのだ。あまり使いやすいので、自分の過去の日記を 読んでしまったよ。いやあ、面白いではないか。


2000/09/30 (土)

憑き物とか。 床屋に行った。医者で薬をもらった。「憑き物」が届いた。分厚い。 編者は謎本の作者ですか。ああそう。あとがきを先に読むくせがあるが、 そのあとがきを途中で読みやめたのは初めてかも。いや、本が持ちにくくて 重いし。でもどこかに再録されるだろう牧野修や小林泰三とちがって 田中哲弥の作品はこれを逃すと読みそこねるからなぁ。

つまらないもの。
抜き打ちテストのパラドックスの つまらない版をようやく作成。どっちが本気かというのが問題だが、 そもそも杉並は本気で生きていないという説もあり。人を驚かすには 最初のやつがいいと思うし、真面目に反論してくる人にはつまらない版で 対応しようかと思う。


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