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超光速。
森下先生のページから再度超光速関係のページを読む。
質量のある物体が加速して光速以上になることが出来ないという
ことが相対性理論から導かれると書かれている。それは私も
以前はそう思っていたのだが。しかし、どうも超光速で情報を
送ることがまずいらしいといつのまにか思うようなった。
それがどういう意味なのかよく分かっていなかったのだが、
例のブルーバックスの「タイムマシンの作り方」によると、
これはローレンツ変換に関係しているらしいのだ。つまり、
超光速で波がAからBに伝わったとすると、それを別の
(動いている)座標系から見たときに、波がBに到着したのが
先でAから出たのが後というように見える(ことがある)かららしい。
もとの速度が光速以下ならローレンツ変換をしても順序は
かわらないという。
で、NECの実験についてかかれていたページにはマイナスの
速度とも書かれていたのであった。マイナスの速度って高校の物理
のレベルで考えると方向が逆ってことだけど、つまり、本当の超光速
現象が起きたので光が到着した方から発信源に向ったってこと?
ちなみに位相速度だったら逆向きに見えても、扇風機の羽根が逆に回って
いるように見えるようなものだから問題はないのだが。
小説の進捗もマイナス。
うまく進まないのは、直前の部分が悪いのだと思って消してしまったのだ。
だがやはり進まないのであった。うーむ、マイナスの進捗=超光速だったら
いいんだが。
ばてる。
うす曇だから大丈夫だろうと昼頃ホームセンターに行ったら、
やはりばてた。あわててジュースを飲む。どうもこのホームセンターは
私の活動範囲の外側にあるんだよなぁ。近くのホームセンターは改装中だし。
しかし、ここに行く途中、「日本刃物」という看板を目にする。「刃物研ぎます」
とか書かれている。そして日本刃物という字の上には大きくNIPPAと書かれていた。
え、まさか、このニッパってあのニッパ?
「続・大地をわたる声を聞け」到着。
小林めぐみの私家版小説で著者サイン入り。
こういうのを見るとついわが「でならひ草子」
と比べてしまうのだ。まず、冊子小包がいい。透明の(たぶんポリエチレンフィルム)
袋に入っているから、一部開封する必要がないし雨にも強そうだ。これはでならひの
負け。本の表紙はフルカラーの続大地に対してでならひは三色だが、これは互角という
気がする。本文はでならひには遊び紙を入れているにも拘わらず、
どうも続大地の方がいいみたい。本文の字は続大地が細く行間も広いが、ちょっと
白っぽいのではないか。本文の紙は続大地の方が薄いが、字が透けてしまうのは
どちらも同じ。もっとも続大地は行の位置が偶数奇数ページで同じなので透けても
見やすい。続大地は章題がページの上に表示されている。一方、でならひは独自の
反省に伴いページ番号を大きくしているのが特徴。続大地の欠点はマルの大きさが
変だということ。「。」の高さが漢字の半分の時があるのだ。禁則の影響で字間が
狭くなっているわけでもないのに。あと、惜しいのはシリアルナンバーが入っている
にもかかわらず、それがやや雑なこと。サインを書いた著者のことを思えば、
ナンバリング押すのなんて楽なものなんだから。あ、奥付のルビが本文と
離れすぎている気がする。ルビでは自分でルビマクロを調整している私に
敵うまいて。
そういう問題じゃないんだが。
風の海 迷宮の岸(小野不由美/講談社文庫)読了。
数ヶ月前に買った講談社文庫版をようやくよんだ。蒿里の話はつらいので
読まなくてもいいやと思って放ってあったもの。いや、X文庫版を読んでいるから。
しかし、結果を知っているとそれほどつらくもなかった。ここにこう書いてある
のがそれだとか、わかるし。
しかしつい勢いに乗ってX文庫の「東の海神 西の滄海」まで読み返してしまった
のちょっと失敗だったかも。読むのはたぶん三回目だが、ようやく六太と更夜の
話として読めた。これまではつい尚隆の方に目が行っていたのだ。ここに登場
する同じような境遇の三人の中ではやはり少春がいいよね。
自分で何かしてるし。24行しか登場しないというのが難点だが。それから、
驪媚もいい。あとあの殺された女官も。なんか尚隆が死人の数を減らしたもの
だから、死者の重みが強く出ちゃって。
それから、この「東の海神……」ではあとがきを読んでいるせいか、ルビにやや
気になるものがあった。例えば、なにかに「かしかん」とルビがふってあったの
だが、これが「下士官」だとわかるには一瞬の間が開くのである。ルビが和語なら
問題はないのだが。
続・大地をわたる声を聞け(小林めぐみ/私家版)読了。
あとがきに、「カリル=小林めぐみ」説というのが書かれていて、そう思うと
そうかと思って読んでしまう。
小林めぐみのサイトのBBSには「小林めぐみ婚約」
という噂が書かれていたし。この本はカリルが結婚するという話だから、益々
そう思えてしまうではないか。しかしまあ、ラブラブのラブストーリーですなぁ。
もしかしたら違うかも。
トナーが。
SF大会用にでかい字を印刷したら、トナーにむらがあった。
クリーニング処理をしたが直らず。くそー。そのうち買い換えてやる。
300dpiだし。
SF大会といえば、ゲストはいつ昼食を食べるのかという問題が。
いや、自分が参加者なら食べないという選択もありますが。
ジーパン購入。
SF大会のためにジーパンを買うようじゃおたくと呼ばれても
仕方があるまい。ジーンズショップでどのジーパンにしようか
と棚を眺めていたら、「そこはレディスですよ」と言われた。
この前この店に来た時、
間違えて女性用のシャツを買おうとしてしまったので、今回は
間違えないようにしたつもりだったのだが、店内が配置換え
されていて以前メンズがあった場所に今度はレディスがある
のだ。うーむ、オレを馬鹿にするためにわざわざ配置を変える
とは……。
SF大会の準備。
準備といっても明日は帰ってくるので、忘れ物があっても
何とかなるような気もするが、とりあえず鞄に詰める。
泊まらないんだか持ち物は少ないと思ったのに、やっぱり鞄がいっぱいになる。
どうしてだろう。
明日は基本的にディーラーズなので、場所の違うオープニング
は面倒だから行きたくない。てことは11時くらいに着けばいいのか。
余裕あるな。そういえば、初めてSF大会に参加した時も、前泊から
参加していながら、同行の友人がラーメンを食べに行こうなんていう
ものだから、オープニングを見損なったような気がする。
しかし、今回はディーラーズの撤収が長引けばエンディングも見ない
ことになるかも。完璧だ。そういえば、オープニングを見る義理が
あったのだがその義理は消滅していたのだった。
SF大会初日
朝6時に起きて横浜に行く。パシフィコ横浜なんてどう行っても行けるだろうと
いい加減に歩いていたら危うく迷うところだった。太陽の照りつける道を歩いて
なんとか到着。オープニングの展示ホールで受け付けだけして会議センターの方へ
行こうとして目の前に階段を見ながら、エレベーターかエスカレータがないかと
思って歩いていたら同じところを行ったり来たりしてしまった。
ってこんなペースで書いていたら長くなって仕方がないだろうが。
ディーラーズルームでずっと売り子。一日目の企画で行ったのは、
ファングループ連合会議と久美沙織の朗読だけ。なんか心配で離れられない
んですよね。隣りは秋山完が店を出していた。プロなのにディーラーズで
売るとは……。秋山さんは若い女性を連れていたので奥さんかと思ったが、
娘さんだったようだ。初日はずっと隣りの椅子に座っていたような気がする。
もう片方の隣りは私も会員という事になっているまねきねこSFファンクラブ。
いつのまにかいろんなところに所属しているのである。ここは売れ残りのでならひ
草子をローカルコンなどで売ってもらっているのでたいへんお世話になっている
のである。そこの会員の電気風見鶏さんがいらしたので、「ヒッポちゃんは
いいです」と今回創作講座に応募された作品を誉める。この作品は欠点はいろいろ
あるものの魅力のある作品で今回一番気に入っているもの。
ディーラーズでは椅子に座っているだけで、いろいろな人が目の前
を通っていくので見かけたら挨拶すればいいというのが楽でいい。
とはいえ顔を覚えられないので、名札が頼り。ひとりすごく見覚えのある
顔をした人が通ったのだが、名札か隠れていて誰だか分からなかった。
そのとき頭に浮かんだのはあのコミケのえらい人だったが、そんな
はずはないか。
ディーラーズ内では小林めぐみファンクラブに行く。小林めぐみもそばに
いたのだが、髪型が変わっていたので気が付かなかった。(杉並は女性の
髪型が変わると識別できないのだ)それから、来年のSF大会の申し込みを
しようとしたが、手持ちのお金が足りなかったので、売上に手をつけてしまう。
うーむ、なんということだ。代わりに領収書を入れておいたので計算は間違えない
であろう。たぶん。
この日行った唯一の企画らしい企画である「久美沙織の朗読」。あまり人は入って
いなかったが、これが大当たり。もちろん久美沙織は芸達者というかエンターテイナー
というかお客を飽きさせない人だが、それ以上に朗読した作品がいい。
最初に読んだ「犬つなぎの木」は、普通の恋愛小説(いや普通じゃないけど)で
私の守備範囲じゃなかったし、次は拾ったハーレクィン。これは久美沙織がわざと
いやーな感じに読んだと思うのだが違うだろうか。そして最後は「REMISS」。
異形コレクションで読んだ時もいいと思ったけれど、朗読は更によい。久美沙織が
魔女の喋りを朗読するってのはハマリ過ぎ。しかも、これがいい話なんだ。いや、
いい話じゃないけど。泣きそうになるよ。
企画が終わってから気が付いた。テープレコーダがディーラーズに置いてあった
のだ。録音すればよかった。今度のSF大会での最大の失敗である。
で、朗読終了後は久美沙織さんの特殊連絡網関係者とお食事に行ったのである。
ここのことは書いていいのか分からないが(というか、ゲストの作家の
名前を忘れたので困ったなっと)、とりあえず久保庭さんが変だった。
もしかしたら何か「声」が聞こえていたのかも。
その後、部屋に帰ったがさすがに日記を書く気力はなかった。ビッグコミック
オリジナルは読んだけど。
SF大会二日目
動く歩道で手すりに寄りかかっていたら、森下先生に声を掛けられた。
創作講座の応募作品のうち良いものはホームページで公開したらどうか
とのご提案。縦書きについてもよいソフトがあるとのことでした。しかし、
創作講座の企画時間にはすっかり忘れていて、応募者の了解を取るのを
忘れる。
またもディーラーズで売り子をしながら、通りかかった人に挨拶したり。
2003年のSF大会については、両陣営から投票の要請がある。これについては
義理としては栃木(の方にと頼んだ人)により義理がある。しかしなぁ。
栃木は以前に途中で放り出したことがあるのだから、たとえメンバーは
違うと言っても譲るべきじゃないのかなぁ。ファングループ連合会議が
また開かれるといっても自分の企画とぶつかってるから行けないし。
単に投票するだけなら委任できるけど、投票して決めるべきじゃない
と思うんだけど。それにというか大阪にはカプリコンのスタッフがついて
いるという。カプリコンは栃木とは逆に来年のSF大会の立候補がなくて
困っている時に立候補してくれた二つのうちの一つ。(ちなみに、
もうひとつはあきこん。そして、来年のSF大会が決まらなくて困って
いるというのに来年はいやだ絶対2000年だと言ったのが今年のゼロコン
だ。だから、エンディングのときに実行委員長が言っていたことは嘘
ではないが、来年のSF大会が決まらないという問題の解決
にゼロコンは寄与していない。誤解しないように)。
いろいろな人に「でならひ草子」をあげたりしているのに隣りの秋山完
にはあげていなかったので差し上げようと思ったが、そう思うと本人は
いないのだった。企画の時間も近くなったので店番の人に渡すと、どう
いうわけか「秋山完未発表作品集CD−ROM」をもらう。うーむ、
実は秋山完の作品は読んだことがないのだが。ここだけの話。
そしてSF創作講座の時間が近付いたので本などを移動する。
ここでようやく尾山ノルマに企画での売り子を頼める。尾山が売り子なら
ディーラーズでももっと売れたのに。コスプレでもしていれば一層。
ここでスタッフの方では講師のほかに司会がいると思っていた模様で
机やマイクが余分にあった。これはいいと机をひとつ受け付け様にする。
そしてここで重大な発見があった。スタッフの持っていた紙を覗き見したら
創作講座の担当はみらい子さんだった。
この前の日記では担当から連絡がないようなことを書いてしまったが、
みらい子さんからなら何度かメールをもらっています。みらい子さんは
広報だと思っていて、企画担当もしているとは思わなかったのだ。
創作講座は100席用意されていてさすがに全席埋まることはなかったが、
かなりの入りである。森下一仁氏の司会と久美沙織氏のノリのいい喋りに
三村美衣が突っ込んだり、塩澤快浩編集長のつぶやきと企画としては
成功だと思う。塩澤編集長は朝5時まで「でならひ草子」
を読んでいた
そうである。ありがたいことです。SFマガジンの締め切りに遅れた
作家の原稿と同じように扱ってもらっているような気がします。
ウケタのは星野青猫さんの「少女迷宮〜匣〜」中の「エラリー・クイーン
のハードカバー」というのに対して三村美衣さんの読み方。SFセミナーの
「ほんと秘密」のように三村美衣さんはエラリー・クイーンのハードカバー
はアレとアレとアレ
だから……。そんなことを考えるのは三村さんほか
あの人とあの人とあの人
くらいでしょうが。
もうひとつウケタのは「勢いについて」という質問に対して、
朝松健が島村和彦と待ち合わせをしたエピソードを久美沙織さんが
話した時。熱血漫画家の勢いを示す爆笑もの。
最後に森下一仁氏が気に入った作品に賞状を贈りました。
それは電気風見鶏氏の「ヒッポちゃん
――太夫入門――」と
とうよ理人氏の「カカオマス生命体」でした。
どちらも
私の気に入っている作品でもあります。そして私の作品
「時空侵略!」は塩澤編集長に○をもらったので、それなりに
満足。
企画終了後、塩澤編集長と三村美衣さんに来年のやり方について
話し掛けたのだが、来年もお願いしますと言ってから来年の話を
するのが礼儀じゃないか。失敗である。
創作講座終了後は荷物を宅急便受付に持っていってからエンディング。
エンディングには出ないで片づけをするつもりだったのに、
なんだか半ば強制的にエンディングに行かされてふてくされる。
なんでも馬鹿みたいに多数決で決めようというのはなぁ。悪しき
先例じゃないかと思ったが、ふと思い返すと前にもそんなことが
あったような気もする。しょせん人気投票なんだけどね。
エンディング終了後はまねきねこSFファンクラブの人たち、
合流した赤猫文芸人たちと
飲み会に行く。中華街の玄武門までタクシーで行くのだが、タクシーの
運転手が玄武門は知らないという。玄武といえば北でしょうがと
言うが、中華街が絶対にそうだとはいえないので地図で確認する。が、
地図といってもプログレスの地図。結局、北だとわかる。
タクシーを降りたところで、誰かの携帯が鳴り、私宛だという。
よくわからないが、携帯を借りて指定された番号に電話をかけた。
なんと、私はディーラーズルームにひと箱荷物を忘れてしまったのだ。
すみませんと謝って、着払いで送ってもらうことにする。
中華料理を食べながら話をすると、赤猫文芸のSF大会に参加していなかった人も、
星雲賞を水樹和佳子が
受賞した時聞くと興味を持った模様。来年は参加するかも。
帰りの電車で冷房が寒いなと思って気が付いた。私の対冷房装備である
白い薄い服を忘れてきたことに。そういえば、今朝は対煙装備の扇子
を家に忘れて駅で買ったのである。今日は忘れ物が三つもあったのだ。
なお、この白い服は先のディーラーズの箱に詰められて翌日届くのであった。
反芻。
SF大会の反芻日である。
5日の日記に久保庭さんのことを書いたのに、
オチを書いていなかった。これではただの誹謗中傷になってしまうではないか。
もちろん、「声」というのは久保庭さんの作品「テレパシスト」の中に出て
くる頭の中に響く声のことである。
創作講座の録音テープを聞きながら、日記を書いたり、作品の感想を書いたり、
メールを送ったり。しかし、この録音テープ2倍速じゃなかった、0.5倍速つまり
倍時間録音なので人に聞かせるには本体を持ち歩かねばならない。なんとか
普通のテープに入れたいが、ほぼ3時間だものなぁ。90分テープ二本という
ところか。CD-ROMに入れたら1枚に入るかな。mp3とかで。やったことない
けど。
創作講座のまとめ
自分のホームページで創作講座の結果などを出すために準備する。
が、まだ置いてないです。メールを出したりいろいろ。
ようやく小説書きに復帰。
この夏の最大の課題である。デビュー作を書く作業に戻る。
いや、これでデビューできるかどうかは分からないが、
新人賞に応募出来るような作品を書こうということ。SF関係の
新人賞だと250枚から500枚くらいだが、私はこれまで最長で100枚
程度しか書いたことがないのだ。とりあえず、300枚書こうとして
いるのである。これまですごい時間がかかっているものの140枚ほど
書いている。話としても半分の少し前という気がするので、
残り160枚を頑張って書くだけ。
バイトに行くのを忘れていた。
バイト先から電話がかかってきて慌ててバイトに行く。
今日はバイトはないものと思い込んでいたのだ。
せっかく小説がすすむと思っていたのに。
うまくいかない。
手紙を書かなければならないのだが、まだ書いていない。
小説も進まず。PDFファイルを作ってみたが、なんだか字が汚い。
これは TeX の出力である dvi ファイルを TeX に付属の dvips
というソフトでポストスクリプトファイルにし、それを ps2pdf という
ghost script 付属のソフトで pdf にするのである。やっている本人も
何をやっているのか分からなくなるのだ。windows 版の ps2pdf はどう
いうわけかうまく動作せず、バッチファイルを眺めていたら、
copy nul _.at
という行があって、これが空のファイルを作るとおもいきや、何もしないので
あとで困るのであった。echo "" > _.at とかやると""が書き込まれて
しまうのであるし、もちろん echo > _.at では全然違うことが書かれて
しまうのである。で、この日記を書き始めてからら type nul > _.at とやれば
いいと気が付いた。とにかくなんとかPDFファイルはできたのだが、見栄えが
よくないのである。
晏子(宮城谷昌光/新潮文庫)読了。
こんなの読んでるから他のことが進まないのである。
十二国記を読んでいたら中国物が読みたくなって買ったのだ。
間にSF大会を挟んだもののほとんど一気に読んでしまったので
面白いことは面白い。特に前半の晏弱は面白い。しかし、作者がより
書きたかったように解説に書かれている晏嬰の方はもうひとつ面白くない。
確かに感動する場面もあるのだが、それは史実の感動であり小説の感動ではない。
もちろん、歴史上の人物を小説で書くのは非常に難しいと思う。そして、
資料が少ないと思われる晏弱はかなり作者の創作が入っていると思うし、
そこが面白いのだ。しかし、晏嬰は資料が多いのか創作の部分が少ないのでは
ないか。あるいは、晏嬰はすぐに聖人の徳を示してしまい、それ以後は聖人の
することだから危ういことがない。殺されそうな場面であっても、晏嬰自身が
自分の命を重要視していないかのようでもあり、殺されても聖人として名が残る
だろうからと考えて読むとはらはらしないのである。
PDF
昨日の方法ではどうしても漢字がビットマップになってしまうらしい。そこで
別の方法であるPDFTeXを使ってみようかと思った。
PDFTeXをダウンロードしている間に、SF系更新日記やふえたこ観測所やe-novels
を見ていたら、ネットスケープがフリーズしてしまい、ダウンロードのやり直し
になってしまった。そしてダウンロードしたPDFTeXのマニュアルを見てみたら、
簡単に使えそうもないし、日本語に対応しているのかもわからなかった。
やはりアドビはただ金を取っているだけではない。というかフリーウェアの
日本人パワーがまだ足りないのか。dvioutなんかはかなりのパワーが注がれている
ようだが。それ以外で縦書きとなるとどの程度の対応がされているのか。
ソースがあるはずだから自分で対応することも理論上は可能だが、
私の実力からして、運がよければなんとかなるが、運が悪ければ時間を食った
挙句に投げ出すことになる。それよりなにより、
今年はもう終わった気になっている創作講座にあまり時間を避けないのである。
もう横書でいいかなぁ。
小説はほんの少しすすむ。
昨日の夜、日記を書いた後にちょっとだけ進んだのだ。もう締切とか以前に
書き上げることが目標になっているが、まあ、それでもいいや。でも一応8月中
に書き上げ9月に推敲して仕上げという予定である。10月は短編を一本書き、
11月からは月一本の連作短編に挑戦するという予定である。
予定ならいくらでも書ける。
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