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未勝利日記

過去の日記

2007-07-22 また寝てしまった

_ また寝てしまった

特に体調が悪いというわけではないのだが、昼から夕方まで寝てしまった。うーむ、寝ている場合ではないのだが。

_ 最低最悪

「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」という本を読んだ。

この本のタイトルは素晴らしい。特に「砂場」という点が素晴らしい。幼稚園は人が人生の最初に多少なりとも体系的に何かを教えられるところだと思うが、そのような体系的教育の場において、創造性を最大限に発揮出来るところが砂場であると思うからだ。

「砂場で学ぶ」というフレーズもいい。他のことはほとんど教えられるが、砂場遊びから幼児は確かに何かを自ら学んでいるのではないかと思われる。

このタイトルだけから、内容を勝手に推測するなら、それはちょうど、ヴォネガットの遺稿、またはキルゴアトラウトの遺稿のような内容に違いない。宇宙人に誘拐された老人が、宇宙船内に捕らえられる。船内は宇宙人の特性によって過去と現在が混在する状態になっていて、地球人の主人公の精神は過去と現在の混在に耐えられず、幼稚園以降の体系的学習結果をうまく思い出せない。そんななかで、主人公は砂場遊びで学んだことだけを頼りに宇宙船を制圧し、地球に帰還を果たすのである。

ところが、この「砂場」は邦題にしかないのであった。もし、「砂場」を邦題に入れるような改変が許されるならば、私はこの本の題名を次のように訳することを提案する。

幼稚園卒業以来、何一つ学ばなかった男

それでも、この本から得られる教訓はある。エッセイにとって大切なものは文章力であって、ネタは問題ではない。たいていの場合、エッセイは文章力のある人間が書くものだから、他のエッセイとの比較の都合上、ネタの面白さも評価される。しかしこの本のように文章が壊滅していると文章力の重要性がよくわかる。ひとつひとつの文もひどいけど、ひとつのひとつのエッセイの構成が特にひどい。アメリカ人は文章の構成について日本人よりずっとましな教育を受けているはずだが、まあ、それは小学校以降の教育なのだろう。

小学校を形式的にでも卒業しているすべての人間に取って読む価値のない本であると私は断言する。


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未勝利日記 復活への道のり
未勝利日記復活とは汚名挽回に似た何かなのか。