winnyなんかにパソコンソフトを流したり、テレビ番組や映画なんかを流したりする連中が捕まっているが、winnyが匿名ではなくて捕まる可能性があると分かっていてもやるのは、実は、それが限りない善意から行われているからだ。
ということを今日、まるで啓示のように理解した。だから、取り締まりを厳しくしても罰則を強化しても決して途絶えることはないのだ。これは、善意と自己犠牲の精神に基づいているからである。
そして、同じことが、自民党の利益誘導にも言える。地元に新幹線や高速道路や広域農道やスーパー林道を造るのは、まさに、議員の善意のあらわれなのである。その結果、当選したり、若干の金銭を受け取ることがあったとしても、それはより一層地元民のために働く上で必要だからであって、そういったものがなくても、彼らは純粋な善意から地元に金を持ってくるように働くだろう。
このような自己犠牲的善意に対して、法律で取り締まることには限界があるというか、むしろほとんど効果がない。
ここで、見習うべきは、医療崩壊である。医者もまた人の命を救い、苦痛を和らげるというまさに善意から働いているわけだが、こういう善意の医者が病院を辞めていく理由はなんだろうか。それは、患者から訴訟されること、つまり善意の対象からの攻撃である。
これを利益誘導にあてはめるならば、
なんで新幹線がうちのところをかすめるだけなんだ!
新幹線の駅がないのはどういうわけだ!
なんで、今度の農道はたったの四車線しかないんだ!
頼んでおいたうちの息子の就職はどうした!
ということをやればよいわけだ。winnyについては、
おせーぞ、こら、さっさと新作アニメを流せよ! のろま!
画質が悪いぞ、ボケ!
Officeのインターフェイスが変わって、使いにくいぞ、こら!
とかいうようにやればOK! なので、やる気のあるマスコミは頑張ってやってみて下さい。
医療崩壊を止める方法? 知らん。
未勝利日記 復活への道のり
未勝利日記復活とは汚名挽回に似た何かなのか。