科学研究費補助金(科研費)の季節が来たらしい。よく知らないけどそういう季節 があるらしい。ところが、今年から科研費の申請が電子申請になったそうだ。 そして、電子申請になったために、申請サーバーがアクセス過多で反応が悪くて 申請できないという噂が流れているらしい。この電子申請をするには、あらかじめ 研究者の登録をしておかないといけないらしい。日本の科学技術を背負っている 役所が、そんなにアクセス数の読みやすい状況で、アクセス集中に対応できない という状況は信じられないので、この噂は嘘に違いないと誰もが信じるでしょう。
ところで、この申請書の様式というのが、某マイク○ソフトのW○rdという ワープロソフトで作られているようなのだが、なんでも、周り中を罫線で 囲ってあるために、あるいはその他の不必要な設定によって、互換性がある はずのOpenOffice.orgで開くと、開くことはできても中の文字がずれまくり、 入力した文字も訳の分からないところで改行されたりして、まったく使い物に ならないらしい。しかもそれは、OpenOffice.orgだけでなく、○ffice for Mac とかいう某社の製品でも同様らしい。Windows用のW○rdを使っている場合でも、 1ページずつ周りを罫線で囲ってある中に、複数ページにわたる文書を書くという 実に文学的に高尚な作業に、日本の優秀な科学者が労力を費やしているらしいぞ。
ただ、これは尻拭いプロジェクトとして、LaTeXで申請書を書けるようにする という救い神が存在しているので、「科学者の反乱」というSF的状況は避 けられているらしい。
申請書から罫線を取っ払ってしまえばいいのにねぇ。