向こうでは、ずっと時差ぼけだったぶん、こっちに帰ってからの時差ぼけは ほとんどない。
行きの飛行機の中で読み始めたら、面白くてそのまま飛行機の中で読み終わって しまった。そしてホテルで再読するという有様。
川端裕人の小説の中で一番面白かった。表面に見える問題意識が少なくて、 娯楽作品として楽しめたからか。そして、奥にある教育に対する姿勢にも 共感できるからか。
子供には大きな未来があるが、でも子供もやはり今を生きていて、 今やりたいと思ったことは、今やるべきなのだ。 後でも出来るかもしれないが、今やることにはやはり意味があるというか。
教育者よりも自分が楽しみたいというプレイヤーの方がよい教育ができる とか。そういうところか。
日本はもともと建前社会だから、名と実は別のものなのだが、 最近それが顕著な気がする。
温室効果ガス削減なんて、今より排出量を増やさないようすることだって、 並大抵ではない努力が必要だと思うが、2050年に排出量を半減だなんて 一体どうやったらそんなことが可能なのか、想像もつかない。
食品の偽装は、安全性というよりも、食のブランドというものが虚名 に過ぎないという点の方が大きいのではないか。ブランド名をつける だけで高く売れるなら、そりゃあ、なんにでもブランド名をつけるだろうさ。
まあ、実力が落ちていることを認めないだけでも、乖離は起こるが、 実際には、実力が落ちているのに虚名は高めようとしているからね。
このくらいの暑さなら、エアコンを点けるまでもないと我慢していて、 いよいよ暑くなって、これはもうエアコンをつけるしかないと思うころになると、 省エネのためエアコンを消してくださいという連絡が来る。
なんというか、実にやる気を削ぐ。 対応策がない。あるとすれば、連絡がきたら、 ガンガン電力を使うという対策くらいだ。
小心者だから、年休をとってもやることがない。 まあ、パソコンを24時間つけないでおくというくらいだ。
ちゃんと考えれば、コンピュータを使わないで済む、非肉体労働が あるとおもうんだけど、今はまだ思いつかない。
この前言ったところの写真が焼きあがってきたので(ウソ)載せてみる。