昨日は帰ったらすぐ寝たので日記を書く暇もなかった。そして今日も1日 ずっと作業していたのに、全然うまくいかない。ああ、このなんとも言えない 無能感!
だいたいヤンキーの兄ちゃんたちが車を好きなのは、車が全能感を 与えてくれるからで、パソコンを嫌いな多くの人は、パソコンの与える この無能感が嫌いなのだと思う。
まあ、オレの場合は車も無能感を与えてくれるわけだが。
全能感が100%錯覚であるように、たぶん無能感も錯覚なのだろう。
某サーバーソフトで、前に出来ないと思ったことが、こうやれば出来そうな という気配があったが、その記述の最後に、「○○や○○でこれをすることは お勧めできない」というようなことが書いてあった。
うーむ、出来ないのではなくお勧めできないのか。 これはセキュリティを弱めるからとかいう理由ではなくて、 どうやらそこにバグがあるためらしい。
そして、アクセス権は何回やっても何回やっても回復できないのであった。
某OSで、省エネルギーの設定に「可能な場合はハードディスクをスリープさせる」 という項目があるのだが、可能かどうかの判断に問題があるようで、不可能な場合にも ハードディスクをスリープさせるような気配。
やっぱ、ダメだな。人の作ったOSはもう懲り懲りだ。 神の作ったOSを使いたいよ。
おお、このディスプレイドライバがないと思っていたやつは、 ビデオカードがなかったのであった。そしてマザーボード 組み込みのビデオ出力はVGAしかサポートしていなかったのだ。 その原因のひとつは、AGP pro とかいうよくわからないインターフェイス にあったのである。
うーん、ふつうのAGPのカードも刺さるようなこともネットには あったので、壊れたパソコンを漁っていくつかAGPを刺してみたけど どれも動かない。
CPUはそこそこの速度なので、もったいないんだけど、 CPUを差し替えるのはたぶん面倒だからなぁ。 そしてこれをあきらめ、他もさっさと諦めれば、 先が見えるのだ。
目を開けてイオシスのPVを見、目を閉じてMOSAIC.WAVを聞く。 これぞ至福の電波なり。
「みなみのしまのふろーね」なんて、アレっ原題のままじゃんと思ったが、 実は元ネタの方は「ふしぎな島のフローネ」だった。
というものがあるらしいので、試してみようかと思う。 ディスク容量がちょっと足らないので、 またその辺を漁ってみよう。
これは、素晴らしい。終わったな、JASRAC
北京オリンピックをボイコットした場合の経済効果を教えてくれよ。 なんでも経済効果を算出してくれるエライ人!
分厚い割にあっという間に読み終わった。これは、まあ、ふつうに興味深い 本であった。
訳者の山形浩生が付録と称して一節書いている上に、訳者解説まで書いているのは、 実に山形浩生らしい。
でも、本文ではいろいろなことが捨象されて単純な経済の話になっていて、 それゆえ、本質が見える部分があるのに、山形浩生の書いた部分は捨象が 不十分で本質が隠されているように思える。 もちろん、じゃあ日本はどうなんだというのは日本の読者なら当然思うことで、 それに答えようとしているのはいいんだけどね。 もっとも山形浩生が何かわかりやすい結論を書いたところで、それはもう 山形浩生の考えとしか受け取れないだろうが。
この本にはただ乗りの問題が書かれているが、国と国との戦争に関する限り すべての国がただ乗りすれば、実はそれで問題が解決されてしまうという のがオレの意見なのだが。
もう一つ思ったのは、普通の国は核兵器を持っているときに、持っていると宣言する ことに意味がある。こっそり持っていても抑止力にはならないからね。 しかし、宣言すると言っても、記者会見で発表して宣言になるなら、 持っていない国がウソの発表をすることになるだろう。 だから、核兵器を持っているという宣言として、核爆発実験を行うのだと 気づいた。 一方、テロリストは核兵器を持っていると宣言すると、全世界が全力で潰しに かかるし、核爆発実験などという無駄はできないだろう。 でも、ただ持っているだけではテロには ならない。だから、手に入れたら速やかに使用することになるだろう。
いやあ、終わらない終わらない。しかし、諦めようと思ったディスプレイドライバ の問題は、解決した。
今日も休日出勤。それにもかかわらず、全然進まない。 認証できているのに、移動プロファイルとかもうどうでもいいところで エラーになってしまう。もう、やだ。 そのうち全部unix系にしてやる。
休日出勤しても、平日はそんなに残業しないで帰ってしまう。 本当は1日6時間とか4時間とか方がよくて、前はそうだったのに、 いまはこのていたらく。 そして、酒を飲みながらDVDでアニメを見るのである。 暖かくなってきたので、ビールがうまい。 金は墓場には持って行けるが、その先までは持って行けないので、 エビスビールを飲んでいる。
昔、人生のある時期に、「ポーの一族」という作品と出会った。 そしてまた、人生の別の時期に、 「うる星やつら ビューティフルドリーマー」という作品に出会った。 そして、今、「ゼーガペイン」に出会ったのである。
私は「夏への扉」がSFのベストに入るとちょっと悲しい。ハインライン にはもっとよい作品がたくさんあるからである。でも、押井守にも もっとよい作品がたくさんあるにもかかわらず、「ビューティフルドリーマー」 をアニメのベストに挙げてしまう。押井守には申し訳ない。 仕方がないんですよ、だってビューティフルドリーマーは私のような人間を 狙って作られているんだから。
しかし、私をピンポイントで狙ってきたという意味では、「ゼーガペイン」 の方が上手である。これは比較的最近のテレビシリーズアニメであり、 登場人物の話し方も現代風だ。だが、そのキャラクターは実に古い。 どのくらい古いかというと、私が主人公に共感できるくらい古い。 シンジくんどころか、アムロより古いタイプの人間だ。それがいい。 実にいい。
型破りなアニメは新しい。けれど型がなければ破れない。 型破りなアニメばかり続くと、もう型破りとは言えなくなってしまう。 最初から、作者を信頼しないで見てしまうからである。信頼がなければ、 意外性もない。
ゼーガペインは丁寧に丁寧に作られている。最近はテレビを持っていない せいもあって、アニメの事情に詳しくないが、昔の状況からすれば、 奇跡のような丁寧さで作られている。その美しいオープニングは、 you tube などにたくさん投稿されていて、私がこのDVDを購入することになった 最後の一押しは、この美しいオープニングを見るためだけに、DVDを 買ってもいいという気持ちであった。
この丁寧さは、テレビシリーズだからこそ可能だったとも言える。 映画は時間が限られるからね。そしてこの丁寧に丁寧に作られた 序盤の後に、中盤の展開がまた実に素晴らしい。 後半はちょっと急ぎ足になってしまうが、ちゃんと完結させないと いけないからね。そして一番最後のシーン。これがまたとてつもなく 古くさい。そして実にいい。そのシーンだけを見ると古くさいだけだが、 そこに至るまでが、ちゃんと描かれているから、納得できる。 当たり前のことをあらためて理解する。
もちろん、完璧ではない。これだけ長いものを完璧に作れるはずがない。 テレビシリーズ26話、その中で私が嫌いなシーンは「命を弄びやがって」 というシーンだけである。嫌いじゃないけど、もう少し抑えて欲しかった のはやはり後半のエヴァのパロディっぽい画面。もうね、この作品は エヴァをライバル視する必要はないんですよ。 パロディといえば、「ビューティフルドリーマー」のようなシーンも あったけれど、それはこの作品の性質上、必然的なものだからあれで よいのだ。
本質的な弱点があるとすれば、丁寧に丁寧に作られているので、 脳内補完する余地がほとんどないという点であろう。 でも、何か重要なメッセージを見逃さないかと緊張して見る必要がないから、 ほろ酔い気分で見るのに最適である。 じゃあ、最後にこの作品を誉める言葉として、
ゼーガペインはテッド・チャンに匹敵する。