ファングループ連合会議に出る都合上、早めに起きる。パンを食べてから出かける。 新幹線はひかり自由席だが始発なので余裕で座れた。名古屋で乗り換えの時に、 なんとなく見覚えのある人に会ったが、いつものように確信が持てず、 向こうも何も言って来ないので知らない振りをする。 (たぶん、どんぶらこんの人?) 名古屋の新幹線のホームから在来線のホームに行こうとして、 少し迷う。
岐阜駅ではSF大会への案内の看板を持ったおじさんが何人もいるのに驚く。 おかげでバス停まではとてもわかりやすかった。長良川国際会議場で、 尾山さん山口さん志村さんなどに会う。山口さんSF大会初参加だとか。 シール交換する。オレの作って行ったシールは知り合いにはそこそこ好評であった。
ディーラーズででならひ草子の久美さん評を受け取る。 それからまねきねこSFファンクラブのところで少し話したり。 その後、連合会議へ。なんか星雲賞の投票率が少し上がって来ているようだ。 もしかしたらこれが現執行部最大の功績になるかもしれないなどと思う。 (えらそうにも)そして、前から知っていたのだが、 まねきねこSFファンクラブを中心としたメンバーが、 まだかなり先だが、SF大会に立候補する。うーん不安だ。 というか、オレがこの件にどれだけ巻き込まれるかが不安だ。
その後オープニングへ。椅子が上がる瞬間を見逃す。っていうかさあ、見世物だったら もっとちゃんとアナウンスしてライトを当てておいてやってほしかった。 周りの人間みんな見逃してたよ。一度座ったのを立って移動するという無駄な手間取ったのに見逃すなんて。星雲賞はやはり小川一水のパフォーマンスが。 というか、これがまさにSFでいうところの視点の転換というやつか。
そして柴野拓美賞ではなんとまねきねこSFファンクラブの阪上さんが 受賞していたのであった。しかも会場にいないし。 でならひ草子をずっと売ってくれた功績ははかりしれないが、それではなくて、 どの大会でもどの即売会でもいることとか、「まねきねこ通信」とかの評価である。
それからオレは辻真先の企画にいく。これは面白かった。
ところでオレは些細なことが気になるというか不安になるということがあって、 今回はホテルの予約がちゃんと取れているか、チェックインの時間が大丈夫かという ことであった。寝ることに執着があるので、 宿がなくて眠れないというのが怖いのである。 大会後食事をすることになっていたので、その時に飲んでしまって チェックインの時間が遅れるという電話をするのを忘れるのではないかとか。 まあそんな不安があったのでここで岐阜駅まで帰って、ホテルにチェックインする。 ついでに食事(といってもパン二個)。かつオリンピックを見る。 ちょうど100メートル走だかで日本人選手が予選落ち(だか準決勝落ちだか)する ところであった。
それから会場に戻って創作講座にでる。やはり私の作品はぼろぼろであった。
久美先生、森下先生らと食事に。しかし森下先生と宇都宮さんと私という 知っている同士で固まってしまったのは失敗だったかも。さらに、 ここで話をしているうちに軌道エレベータに関する私の重大な勘違いが発覚する。
タクシーで駅前に向かう。途中で次々に人がおりて、最後に私と「このライトノベルがすごい」の人(すみません名前覚えてない)が残ると、タクシーの運転手が、「岐阜に来たら金津へいかんかね」とかいう話をしだすので、私も運転手と一緒になってライトノベルの人に金津園は日本一だというように吹き込む。行ったことないけどな。
オリンピックを見ようかと思ったけれど、ちょっと棒高跳びとかみただけで 寝てしまう。
起きて、なんか仮面ライダー刃の終わりの方をみて、それからなんかおじゃ魔女の 後番組らしきものを見てバスに乗って長良川国際会議場へ。
何も考えずに歩いていたら、通路で海外のアニメのオープニングをやっていたので、 それを見る。ああちゃんと企画を確認して日記を書くべきなのだがだらけているので。 これは面白い。
それから名古屋ファンの歴史だか連合会議の歴史だかよくわからないものを見る。 うーむ、内容は面白いのだが、他の芸達者な人に比べるともうひとつ 語りの面白さが足りないような気がする。 (いやそういう趣旨の企画ではないのだろうが) って居眠りしてました。
それから机上論理学会に行く。うむ、予想通りの人の入りの少なさ。 ここでも少し居眠りしてしまう。いや、でもこういう人気のない企画は必要です。
エンディングのためにホールに入ろうとしたら警備の人に止められた。 まだ入ってはいけないらしい。で、振返るとソファに志村さんなどがいたので、 その辺でしばらく待ち、入っていいと言われて中に入る。
エンディングではやはり暗黒星雲賞の幟の邪悪さが素晴らしい。 これがあるなら、星雲賞はもっと迷惑のかからない副賞でよかったのに。 いやとにかくね、暗黒の力を見せてもらいましたよ。 しかもコスプレ賞の姉妹にまで。
志村さんの隣に座っていたのに、ホールを出る時の人並みでたちまち見失う。 ま、いいかと思ってバス乗り場に行くとちょうどバスが来たところだったが、 満員で乗り切れず。もしやと思って国際会議場北口のバス停まで行って見るが、 バスの時刻ははるか先であった。それでもう一度国際会議場にもどると、 志村さん発見。これで後をついていけば適当に飯を食って東京まで帰れると 思ったのだが、それには間違いがあったのだ。
やがてそこに尾山さんや山口さんや野田さんなども来て、タクシーで岐阜駅へと 思ったら、ちょうどバスが来たのでバスで岐阜駅へ。それから名古屋へ。 名古屋で食事(または酒)。その前にオレがまたはぐれてしまう。 それで無国籍料理店で遠慮していたら、喫煙者の隣になってしまった。 うちわであおぎながらしのぐ。
そう志村氏は名古屋で泊まるのであった。後をついて行ったら帰れないではないか。
新幹線では野田さん、のむのむさんと並びの席に。 のむのむさんがオレの日記を読んでいるので驚く。 ああ、最近日記がつまらなくて済まないことである。 寝るといっていたのにずっと話していたのだが、 何を話していたかはよく思い出せない。 しかしのむのむさんが新横浜で降りると、 話は途切れがちになるのであった。
SF大会が終ると夏が終るというが、(7月に大会がある時はどうなんだ)、 東京に帰ってきたら、夏が終っていた。
オレは麻雀好きだがヘタなので、時々振込み恐怖症になる。 コンピュータゲームで振り込んだからって金を払うわけでもないのに。 振込み恐怖症になると絶対に勝てない。 それと関係があるのか、今書いている小説で、ふと、 これって歴史に詳しい人が読んだら、顰蹙ものだろうなという気がしてきて 書けなくなる。
そうか、ファンタジーで最後になって実は他の惑星に植民した人類でしたとかいう オチが多いのは、歴史ファンからのツッコミを回避するためだったのだな。 しかしオレはそういうオチは嫌いなのだ。 だからといって歴史をちゃんと調べていたら、千年経っても完成しない。
そんな風になった反動で、ツッコミを入れられる人が少ない作品を思いつく。 いや、読者も少ないだろうけど。
100問100答 世界の歴史 ヨーロッパ【 bk1 / amazon / Yahoo! / 旭屋 / Jbook / 紀伊國屋 / 楽天 / skysoft 】
まあね、泥縄式に一冊読んだくらいで歴史がわかる訳もないのだが。 オレくらいの歴史オンチにちょうどよい内容の本であった。
どうやったら歴史ファンの怒りを避けて、 架空の世界だということを表現出来るだろうか。 平らな世界だというのを地の文で書いても、 その世界の人がそう思っているだけかも知れないし。 太陽の色が青いとか、月が二つと書けばこの地球ではないと思われるが、 そう書くとSFになってしまう。大陸の形が地球と違うというのも、 登場する人がそんなことは知らないので、今回は使えないし。 神や妖精が実在するというのも今回は使えないし。 って、もしかして今回書いているのはファンタジーではないのかも。
小説を書くのも遊び、エロゲーするのも遊び。 同じ遊びならゲームをしない理由はない。
ゲームばかりしていて日記を書く暇もない。 いや、そんなに面白いわけではないのだが、小説を書く気が失せているから、 逃避的にね。
どのみち、仕事をしていない人間はまともに扱ってもらえないのですよ、この国では。