どうも肩凝りがひどいので、これまでもマッサージ機とか、低周波とか、 サロンパスとかいろいろやってみたのだが、どうもまだまだ不足なのである。 もう本当に仕方がないので、これだけはやりたくなかった最終手段を取ることにする。
つまり、筋トレだ。冬樹蛉さんがトム・ソーヤのペンキ塗りのように面白そうに やっているダンベルというものを、ひとつ引っかかってやろうと、買ってくる。 なんか前にもこんなことを書いたような気もするが、たぶん既視感というやつ であろう。何種類もダンベルを売っていた記憶のある百円ショップに行ったら、 なぜか水を入れるやつしか置いてないので、まあこれでもいいやとそれを買ってくる。 ついでにダンベル体操の本はないかと見たが、これは100円ショップにはなかった。 それで本屋によって、ダンベル体操の本を買うとなんと1000円もするではないか。
で、家に帰ってさっそく水を入れて体操開始。もちろん、肩の筋肉を鍛えるのである。 ダンベル体操の本にも肩凝り予防の体操が載っていたのでそれをやる。もちろん、 すぐには効果はでないし、そもそも予防段階ではないのが問題だが、 それでも肩の筋肉が動くわけで、凝りをほぐす効果もあるだろう。 それから、せっかく買った本だからと他のページにも目を通すと、下腹部をひっこめる 体操というのがある。そうそう、最近腹が出てきて、ベルトの穴はみっつも外側に 来てしまっているし、ジーパンは履けなくなっているしと生活費の面からも腹を 引っ込める必要があることに気づき、この運動をやってみようと思うが、 なんとダンベル体操の本に載っているのに、ダンベルを使ってないじゃないか。
俺は今だいたい部屋に引きこもっていて、パソコンに向かってゲームをしたり、 まあ時には日記を書いたりしているわけだが、すぐに肩が凝ってくるし飽きてくるので、立ち上がってトイレに行ってみたり、お茶を入れたり、 用もないのにコンビニに行ったりしているわけだが、その合間にダンベル体操がうまく 入りそうである。というのも、肩凝りをほぐすために肩を上げたりまわしたりする 代わりにダンベルの体操をするわけで、 肩が凝ってくるたびに体操することになるから、 なんかやりすぎじゃないかと思うくらい体操してしまうのであった。
実は受験の時にも、俺はダンベルじゃないけど腕立て伏せと腹筋をやっていて、 それというのも、机に向かっているとそのうち煮詰まってくるからで、最初のうちは 頭を掻いてフケを落としたり、鼻毛を抜いたりしていたのだが、オナニーだって 一日に何度も出来ないし、ふと、腕立て伏せでもやるかと思い立って始めると、 これが癖になって毎日のように夜中に腕立て伏せと腹筋運動を してしまったのであった。 なにしろ、俺は当時から自分勝手な人間だったので、 受験勉強といっても嫌いな科目はお座なりにしかやらない。 一方で、好きな科目だった数学とかは自力で解けるまで、絶対に解答を見ないで やると決めていたものだから、すぐに煮詰まるのであった。 一問に二時間も三時間もかかることもざらにあるのである。 それでも解けないとなると、一日何をしていたのかと空しくなってしまうのだが、 その時に筋トレをしていると、何か有意義なことをしているような錯覚に陥って、 鬱にならずにすむのである。筋トレ中に、解答がひらめいたりすることもある。 間違っていることも多いのだが、間違っているかどうかは答えあわせをしてみないと わからないので、それで一歩進むし、解説も一回めは見ないようにするものの、 解答の値だけでもわかると、まあだいたい次には解けるのであった。
そんなことをしていたものだから、大学に入学した時にはすっかりムキムキの 筋肉男になってしまっていて、本当はSF研に入りたかったのだが、 アームレスレング部から勧誘を受け、筋肉だけはあるものの、 気は弱い軟弱男なので、勧誘を断りきれずにそのまま入部。 そうすると、今度は本格的な筋トレを毎日やることになって、なにしろ、 根が真面目なものだから、弱音を吐きながらも律義に メニューをこなしていくうちに、どこからどうみても筋肉馬鹿としか見えない 体に改造されてしまったのである。 優勝こそしないもののアームレスレングの大会で そこそこの成績を納めたりしているうちに自分でもその気になってきて、 卒業する時にはちょうど就職難でもあったのでこのままプロにでもなってやれと 今思えばあまりにも無謀な考えを抱いたのである。
プロといっても名前ばかりで、大会は年に何度かあるものの、優勝賞金だって たいしたことはなく、ましてや二位、三位では賞金が出ないことさえある状態では、 それだけて食えるはずもなく、 スポーツクラブのインストラクターのバイトをしながらの生活であったが、 それさえも、体育科卒のスポーツ生理学なんかを専攻してきた専任の インストラクターとは段違いの待遇で、 とてもこれでは結婚など出来ないと思っていた時に、 知り合ったのが女房である。
これがまさに天使のような女性で、いやむしろ女神のような女性で、 しかも彼女のお父さんがアームレスリングをやめて真面目に働くなら、 資金を出してくれるというので、それでも何から何まで世話になるのは申し訳ない ということもあり、また多少は男の意地もあって、少しだけ借りて、屋台を買い、 女房と二人で屋台のラーメン屋を始めたのである。 そうは言ってもラーメンなんか作ったことはない。 屋台なら開業資金が安いという理由で、そして屋台というとラーメン屋くらいしか 思いつかないという理由であった。
そんなラーメン屋に客がつく訳がないのであるが、 最初は味が知られていなかったために、そして女房が美人で愛想がよかったので、 赤字が出ない程度には客がついていたのである。 しかし、それが結果的には悪かったとも言える。 なぜなら俺は自分のラーメンが致命的にまずいということに、ずっと後になるまで 気がつかなかったからである。 結婚時すでに妊娠していた女房のつわりがひどくなって、店に出られなくなると、 とたんに客が減り、一晩に一人か二人になって、誰も客が来ない晩も あるようになった。それまでは、客の切れ目でさえも、そばには女房がいて 励ましてくれたり、冗談を言いあったりしていたのに、 客も来ない女房もいないではむなしいことおびただしいものがある。
客に出すために屋台に用意してあった酒を飲んだんのが始まりで、 毎晩飲むようになり、やがてどうせ客が来ないんだからと屋台を出さなくなった。 それでも女房には言いにくいので、夜はずっと外で飲み歩き、金がなくなれば 借金しと坂道を転げ落ちるとはこのことかと我ながら思っていたのであるが、 女房が出産のために実家に帰ると、ますます俺の心は荒んでいくのであった。
このように筋トレは危険なので、できればやりたくなかったのである。
新年の抱負というのは元旦に掲げるものだが、元旦に抱負を考えなかったので。 それに、元旦は休みなので、抱負を上げてもそれを実行するのは翌日からあるいは 休み明けからとなることが多いだろう。それが、このシステムの欠点なのである。 せっかく日本の教育年度は4月から始まるのだから、今日こそが新たな決意をもって 出発する日ではないか。
そう、学校も会社も四月から始まるのである。今日一年の決意を示さなくて、 いったいいつ示すというのか。
といっても、「何がなんでも入賞」というのは平和主義者の俺には向かないので、 控えめに、一日五枚くらい書こうかなと決意する。 第二の決意は書いたものは応募するということである。 一応、一日というのは一番鶏が鳴くまでということにしておこう。 一日五枚は無職の俺には余裕のはずなんだよなぁ。最初、一日十枚にしようかと 思ったのだけれど、それだと一月で三百枚書けてしまうので、そんなに書いたら、 応募する賞が足りなくなるかもしれん。 あまり書きすぎないように、週に五十枚書いたら、 その週の残りは休みにしようと思う。 一日に十枚書いたら、その日はもう酒を飲んで寝てしまおう。
といいつつ、今日はまだ一枚も書いていないのである。 っていうか、だいたいネタとかプロットとかストーリーとかはいつ考えるか。 いつ推敲するのかという問題が。ま、いいか。 それより、今日の日記は十枚以上あるよ。なんという無駄な。 いや、サービス精神を失ったら、純文学になってしまうからな。
昨日の日記は、エイプリルフール特集でした。念のため。 まあ、今の俺には、でまかせで十枚くらい書くのは何でもないということですが、 それにしては、演歌的というか、みのもんた的というか、陳腐な人生だなと 我ながら思ったのであるが、それにも拘らず、そして珍しくも日記の内容について、 お誉めのメールを頂いたのである。
今朝というか早朝なのか深夜なのか寝ていると、すごい雨音がしてきた。 さらにしばらくすると、「どっしーん」という落下音というか爆発音というか、 そんな感じの音がした。最初は落雷かと思い、でも雨の感じからして違うかも、 もしや爆弾テロとか思ったが、実は隣の部屋の住人がベッドから落ちたのかもしれず、 真実は不明だが、その音をきいたせいか、アニメ調の夢を見た。
なんか宴会で酒を飲んでいて、真っ黒に曇った空を見ると、 ということは外で花見でもしていたのかも知れないが、 雲の一部が下のほうに膨らんだような気がしたその直後、 ドッシーンという大きな音がして、さらに 太い光の柱がそこから地面まで一気に貫いた。 雷のエネルギーが強すぎてギザギザに曲がらずに太い柱になったのだと すぐに理解する夢の便利さで、同時に「神の怒り」という言葉が浮かび、 それがその現象を指すのだとわかった。
今やっているアニメに同じような現象があると言ったのは、意外にもそばに 座っていたおたく系美少女で、見たことがある顔だと思ったら、 どうもはじめましてと渡された名刺には、よく知っているSF関係者の名前が 書かれていたのである。(夢の中ではよく知っているのだが、起きている俺は知らんし、名刺にあった名前も忘れた)
あれは直撃を受けた場合にはどうしようもないが、 近くに落ちた場合の被害を最小限にするにはどう行動したらよいだろうか と考え、大きな建物の中にいた方がよいとなぜか結論すると、 雨も降ってきたことだし移動しようということになった。
というような夢であった。 俺がうちはテレビがないからというとアニメの内容を説明されたのだが、 その部分は夢なのでちゃんとアニメを見ているのであった。 どういう話なのか不明ながら、主人公が美少女だったことだけははっきりしていた。
毎日が休日なのに、今日はなんとなく休日のような気がして、 まだ原稿を1枚も書いていないのである。 さすがに、これではまずいような気がするので、 今晩はビールを飲むのはやめておこう。
それから、原稿を書きはじめてから、本を読む時間が取れなくなってきてます。 マンガを読んだり、ゲームをしたりする時間は取れるんですが。
ひー、という書き文字を書きたいくらいである。
肩凝りはなんかひどくなったような感じで、もしかしたらダンベルやりすぎで、 筋肉痛かも知れない、その上、腹筋ははっきりと筋肉痛なのであった。 ふだん、運動と呼べるものを全然してないからなぁ。
年寄りの冷や水だったかも。ダンベルも1kgは男性としては明らかに軽いんだけど、 まだ俺には重いのかも、とりあえず、しばらくはダンベル持たずに運動するかと 考えている。
一方、小説五枚も軽いとはいえず、泣きながら書いてます。 もっとも今日は既に二枚書いてあるので、飯の後に三枚はさすがに書けるとは思う。 書く内容は本当に全然考えてないけど。 既に主人公はスーパーマン化していて、それはいくらなんでも出来過ぎではと 思わないでもないが、ライトノベルだったら別にいいのかも知れない。
わー、今日もまだ一枚も書いてない。
これまで、といってもたった四日だが、辛うじてペースを守ってきたのだが、 既にかなりバランスが崩れてきた綱渡り状態になってます。 とても先の展開を見越して伏線を張るとかいう余裕はなく、 昨日書いたことは一応引き継ぐものの、明日どうなるかまるで考えていなくて、 これはまさにひとりリレー小説状態である。
リレー小説というものは、素人でも面白そうだと思ってやる人は多いようだが、 ちゃんと最後まで続かなかったり、続いてもその出来はお世辞にもうまいとは 言い難いものとなることが多いのだが、その理由の第一はやはり、 参加者の技術レベルの相違やらあるいはそもそもどういう小説が書きたいのかという 方向性さえも一致していないことがあるためで、ひとりリレー小説ならば、 少なくともそういった点での問題はないはずである。
うむ、意外といいかも知れない、一人リレー小説。しかし、考えてみると、 これまでもろくにプロットも考えずに、その場の流れだけで書いてきたので、 これまでと何の変わりもないいい加減な態度で書いているというだけなのだが、 名前というのは重要だから、このいい加減な態度に「ひとりリレー小説」と 名前を付けてしまえば、なんだか新しくて実験的な小説作法のように 感じられるではないか。
多少改善されているような気もしないでもないが、やはりまだ痛い。 サイボーク手術でも受けて、僧帽筋を超合金にしてもらいたいくらいである。
無職の中年男がなにを勘違いしたのか、突然小説など書きはじめて、 これでデビューしようとか言い出したとしよう。 ふつう、友人なら止めるのが友情というものだが、 幸か不幸かその男には友人と呼べる対象は存在しなかったので、 勘違いのまま、突っ走ることになるのであった。
とは言え、書きはじめて五日目で早くも挫折し、 予定枚数をこなせなくなったわけであるが、ここであきらめて真面目に、 屋台のラーメン屋でも始めればいいものを、 消費税の計算のように姑息な理屈を編み出して、 四枚と一行は切り上げれば、五枚ではないか、 だいたい五十枚の募集に五十枚と一行書いて応募したら、 それは枚数超過なわけだから、四枚と一行だって四枚でないことは確実であって、 つまり小説の枚数というのは切り上げて計算するものなのだ。
だいたい綱渡りでも、どんなに高いところに綱が張ってあったとしても、 その上を綱渡りの芸人がすたすたと早歩きで渡ってしまったのでは、 見ていて面白くもなんともない。 やはり見ていて面白いのはその危なっかしい渡り方であって、 観客が期待しているのは実は成功ではなくて、失敗である。 とはいえ、早々に落ちてしまったのでは、芸人の身が持たないだけでなく、 見ている方だって、あまりにあっけなくてつまらない。 落ちそうな素振りを見せながら落ちないというのがよいのである。 しかしやはり観客としては、渡りきる直前でバランスを崩して落ちてしまい、 綱渡りで芸人が落ちて大けがなどと、マスコミで報道されるのを見ながら、 知り合いに俺はあの場にいたんだぜなどと話すことを空想しているのである。
バナールな現象【 bk1 / amazon / Yahoo! / 旭屋 / Jbook / 紀伊國屋 / 楽天 / skysoft 】読了。
なるほど、確かにプラトン学園と対をなすというか、 あるいは「個人的な体験」というか、すいません、 この本を読んでいる途中で、奥泉光のバナール主義の 著者による自作解説を読んでしまったのである。
大江健三郎の「個人的な体験」は読んだような気がするのだが、 ずいぶん前で今より読書力がなかったせいかも知れないが、 「バナールな現象」の方が面白いという印象である。
湾岸戦争の時に書かれた作品だというが、著者も前より作品が面白くなっている と解説で言っているが、いや、それは作品の強度もあるかもしれないが、 基本的に日本人もアメリカ人も進歩していないというか、 むしろ経年劣化しているというか、要は時代が後退しているのである。 その証拠に、古典といわれる昔書かれた小説はほぼ例外なく面白いわけで、 そうすると、俺もデビューするには年がいっているし時代遅れかも知れないと 思っていたが、時代遅れこそまさに面白さを保証するものなのだという気が、 俄然してきたぞ。
それはともかく、俺はやはり「鳥類学者のファンタジア」の方が好き。
バナールな現象を読んだのは昨晩で、それからノルマをこなすために二枚くらい 書いてから、ふと、これは面白くないと気づき、過去十枚くらいを没にしようと 決心する。しかし、そう決心すると調子づいて没予定原稿を更に三枚書き足す。
そこまでが、昨晩。
朝起きたら、没にするのはともかく、文体が乱れているので、文体だけでも直して、 その後で没にするかどうか決めようかと思ったのだが、まあとにかく気の進む作業で はないし、肩は凝るし腹筋は痛いしで、昼間から寝てしまう。
夕方起きて、腹筋が痛いのは筋肉痛ではないと突然悟り、自転車で医者に行く。 医者で体温計を渡されて測ると、37.8度もあって我ながら、 そこには気づかなかったと言う感じであった。 医者に見てもらうと、やはり、筋肉痛ではなく、ヘソから細菌が入った感染症でした。 抗生物質と沈痛解熱剤を貰って帰る。
帰りに本屋によってマンガを買い、コンビニでサンドイッチを買って、部屋で食べる。 食後すぐにもらった薬を飲み、少ししてから、ふと気になってへそを見てみると、 膿が出ていた。
いきなりダンベル体操したせいではなく、ぜい肉がついてるなぁとか思いながら、 ヘソの辺りをいじっていたのが悪かったらしい。急に運動したりして、 精神的にも肉体的にも弱っていたとか、そもそも喘息の治療でステロイドを 使っているので、(今は内服じゃなくて吸入だけど、長いこと内服もしていた) 抵抗力が少ないのである。
それから、俺は病気だ認定を自分でしたので、もう小説は放り出して寝てしまった。
病気認定したので、だいたい寝ていた。膿がどんどん出てくる。
ふと、そういえば最近、届いてないメールがあるような気がするが、それは もしかしたら、スパム対策ソフトのせいかも知れないと気づき、 スパム対策ソフトからスパムとしてひっかかった一覧を見ていたら、 松本からのメールが二通も入っていて、あわてて返事を出す。
スパム対策ソフトは、セキュリティソフトのパッケージに入っていたもので、 どうせまともにチェックは出来ないだろうと最初はオフにしていたのだが、 パッケージ中の一個のソフトでもオフにしておくと、セキュリティが十分ではない と出てしまうので、まいいかとオンにしたら、メールアドレスが入っていないと 怒られ、デタラメのメールアドレスを入れたら、アクセス出来ないと怒られたので、 まいいか、と本当のアドレスを入れて、それ以外の項目はデフォルトのままに しておいたら、何通もスパムでないやつをはじいてしまったようだ。 結局スパム対策だけオフにする。現状では英語をはじくという機能があれば それでいいんだけど。 もちろん、必要なメールをはじいていた時も、スパムは半分以上通していたわけで、 基本的に役に立たない。もちろん、俺にメールを送ってくる可能性のある人を 全部登録すればよいのだが、それよりも毎日スパムを消した方がずっと楽で、 安全だ。
最終的には、固定メールアドレスを持たず、必要な時だけ一時的に メールアドレスを取得してメールを送ってもらうようにするしかないかも。 いや、今のメールアドレスが、ホームページのアドレスからもバレバレな上に、 短すぎるというのも問題なのですが。
リメイク【 bk1 / amazon / Yahoo! / 旭屋 / Jbook / 紀伊國屋 / 楽天 / skysoft 】読了。
映画わかんねぇ。 早川の復刊コーナーで、「アヌビスの門」を見て、 君たち今これを買っておかないと二度と手に入らないよと誰にともなく言いたくなり、 それから、脳内で台詞を反転して、そうか他の本もだれかがそう言っているかも しれないと三冊ほど購入した中の一冊。
しかし、俺は映画は全然わからないからなぁ。とはいえ、身も蓋もないことをいえば、 願望充足小説ともいえる。一方、俺は音楽もわからないんだけど、ジャズ版願望充足 小説の「鳥類学者のファンタジア」は好きなのだった。
田中啓文の「おやじの膿」を思い出す。表記はこれでよかったかな。 しかし、髪の毛が鬱陶しくなってきたので、ヘソにバンドエイドを二枚重ねて貼って、 シャワーを浴び、シャンプーもしてしまう。 着替えてから、濡れたバンドエイドを交換。 その後、薬局に行って脱脂綿とガーゼを買って来て、再度交換。 とはいえ、動くたびに腹が痛い。くしゃみをするとなお痛い。 ちょうどあれ、盲腸の手術の後、退院して学校にも行けるようになったけど、 まだ時々傷が痛かったり、笑わされて傷が痛いというような感じ。 大したことないといえば大したことない。
次に来いといわれていた日が今日なので、そして抗生物質が切れるので、 医者に行ったのだが、俺が自分でしていたガーゼをはがすなり、医者は、 「ひどいな」と一言。 その上、ヘソの奥までピンセットでつまんだガーゼでぐいぐいと拭くので、 痛かったよ。更に、明日から毎日消毒に来なさいと言われるし。絆創膏は接着力 の強いやつを使われるし。俺は絆創膏でかぶれるんだよ。次のときは、 肌に優しい低接着力の絆創膏にしてもらわなければ。
しかし、医者に行ったのも自転車だが、その後更に本屋と図書館とコンビニを まわってから帰ったのであった。結構元気かも。腹が痛いというより、膿の匂いが まわりにしているのではないかと不安で、どこものんびりせずにさっさと買い物を すませて、逃げるように帰る。