まだやっているウィキペディア。 誰かオレを止めてくれ〜という感じですが。 こんなに面白い理由のひとつに、「ですます調」ではないということが上げられる。 「ですます調」だったら、最初からやらないよーだ。
まだやっている。しかし、小説とは何かで悩みはじめる。 うーん、俺なりの小説観は持っているつもりだったのだが、 それを言葉にしてみると、私小説が入らない。 どうやって私小説が入るような短い自然な定義を与えるかで小一時間悩む。 が、無理と判明。
いっそ小説=私小説ということにして、 それ以外のものはフィクションということにするか。 いやウィキペディアにそんな過激な意見は書きませんが、 俺の頭の中では整理しておかないと。 SFを書く上ではこの整理で困らないな。
いや、物語でも悪くはないが、俺の頭の中では物語は「語り」が重要であって、 あまり実験的な表現技法を使ったものは物語のような気がしないのである。
しかし、ふと気づいたのだが、詩の定義も難しそうだな、 「散文詩」があるからな。その上、日本の詩は韻文じゃないし。
ウィキペディア飽きたかも。
ウィキペディアに熱中していた時に学んだこと: 「非常に特殊な信念を持った人は、しばしば非常に活動的である」
既に知っていて確認されたこと: 「馬鹿は利口よりも数が多い」
おれも「非常に特殊な信念を持った人」と言えなくもないが、 活動的とはとても言えない。
ウィキペディアの欠点:フィクションが書けない。 やはり俺は本当のことばかり書いていると、 途中で嘘の情報を混ぜたくなってしまうのである。 天性の嘘つきというべきか。 架空の百科事典「ウソペディア」っていうのがあれば、もっとハマッタかも。 それじゃWikiシステムを使っているという情報が落ちてしまうが。
「嘘が書きたければSFでも書いていろ」という天の声が聞こえそうだ。 実際、神の忠実なる僕たちの活動が俺をウィキペディアに飽きさせたので、 まさに天の声と言えなくもない。
これらの欠点にもかかわらず、 ウィキペディアがかなりの程度機能しているようにみえるのは、 本物の神の力が働いているからか?
もうハマッてはいないが、だらだらと見ていた。そうか、ウィキペディアって 作家の本名とか晒されてしまうのだな。しかも、一度書かれたら履歴が残るから、 削除してもバレバレじゃん。デビューへの意欲消滅。
なにしろ、ウィキペディアは利用者がつくる百科事典だから、誰一人聞いたことも ないような作家でも、項目をつくることができるのである。俺のまわりにはなんか、 純然たる好意で、俺の本名を晒しそうなやつがいるからなぁ。ま、ウィキペディア のような使いやすいシステムでも使えるかどうかは疑問だが。
ふと、思ったのだが、こどもは親を選べないし、 親もどんな子が生まれてくるか選べない、教師を選ぼうにも学校に選ばれてしまうし、 教師も生徒を選べない。 友達は選べとかいわれるけど、 これだって、実際には拒否権を発動するのはなかなか難しい。 唯一、拒否権を発動できるのは恋人だけだ。 だから、恋人になりたいという相手に拒否権を発動するのは正しい。 どんどん拒否するべし。
選べないものの最たるものは国だけどな。 特に日本人はたとえよその国の国籍を取得しても日本人をやめられない。 選挙権はあるけど、投票できるだけで当選者を選ぶことはできない。
『吾輩は猫である』殺人事件【 bk1 / amazon / Yahoo! / 旭屋 / Jbook / 紀伊國屋 / 楽天 / skysoft 】読了。
純文学書下ろし特別作品って書いてあるんですが、これが面白い。 俺って実は文学少年だったのかも。といっても、俺も「吾輩は猫である」 は途中で挫折して、最後まで読んでいなかったのだが、なにしろ「坊ちゃん」 は時代を越えたユーモア作品だが、「猫」は時代性が強いから 読みにくいのだと俺は思う。
序章を読んでいて、そうそう、漱石の文章というか、明治の文章って、 こんな感じで、今から見ると当て字が多いんだよなとか思い出してしまった。
しかもやがてホームズとか出てくるのだが、これがまたいかにもホームズらしい。 俺はシャーロキアンじゃないから、細かいところはわからないが、 かなりいい感じのホームズものになっていると思う。
そういや、SFセミナーで奥泉光の話とかも聞いたのだったなぁ。 ちょうど俺がセミナーに参加した頃は、宮部みゆきとか恩田陸とか篠田節子とか が呼ばれていた頃で、毎年楽しみにしていたものであった。
なんかすごく眠くて、朝起きる時も眠かったが、 昼にも眠くなりしばらく寝てしまった。
外は寒いような気がするのだが、寝ていると結構暑くて汗をかいてしまう。
今日は眠くなかった。毎日昼寝をしているわけではないのだ。 しかし、ゲームをしてしまったのであまり生産的ではないということにかわりはない。
ふと、候文って「ですます調」に似ていると思った。 そして、もしかしたら、機械的に候文に変換することができるのではないかと 考え、そうなら、その変換ソフトの名前は「候くん」だろうな思う。