ウァレンティーヌスの贈り物（前編）ではまった。やっぱ、祥子はいいね。 祥子さまって呼ばないと怒る人がいるかもしれないが。主役以外では、 某坊さんはすごいよ。真の宗教者は心が広いものだ。もちろん、タクヤ君 も良いけれどね。
ただ、前回文章がしっかりしていると書いたが、そうでもない部分もある。 誰だかわからない「私」が一人称で語るというのが何回かあるのだが、 その部分の文章はしっかりしているとは言いがたい。ま、作者の意図である 誰だかわからないようでありつつ、誰かを暗示するというのは辛うじて 成功しているのではあるが。読んでいて気持ちのいい文章ではない。
さらに言えば主人公の名前を伸ばして呼ぶときの文字表現が 「祐ー巳ちゃん」というのも納得できんぞ。
それからぁ、天然ボケは天然でボケているからいいのであって、自分から ウケを狙ってはいけないのである。オレは祥子さまが怒るんじゃないかと 思ってひやひやしながら読んでしまったよ。（紅薔薇さまも祥子は変わった と言っているからそんなに外れてはいない）（コミケあたりじゃこれが一番 のネタかも）
で、新年度。それまでは主役の祐巳がひとりだけ（庶民顔で） 目立っていた扉のイラストだが、新年度になってからは、 乃梨子の顔が目立って仕方がない。ひとりだけ笑ってないからか。 なかなか微妙な表情でよい。
しかし、まあ、体育祭のほぼ全種目をこれだけ詳細に書いたことには あきれたね。省略という技法を知らないのかと言いたいが、不思議と うまくいっているみたいだから驚きだ。
二人の一年生はどうなるのか、とか、祥子さまのいない修学旅行は 書かれるのかとか、デートの約束はどうなるのか、とか、そもそも祥子さま が卒業してしまってもこの話は続くのか、とか、 いや、卒業で終わってしまうような仲なのか、とか、気になることは いろいろあるが、とりあえず、読了。
なんとか、昼前に起きて顔を洗っていたら、「たけやー、竿竹」という 声が聞こえてきた。いったい今日は何の日だろうと思う。 しかも「網戸の張り替え」とか言い出した。季節はいつ？
楽園の知恵 あるいはヒステリーの歴史【 bk1 / amazon / Yahoo! / 旭屋 / Jbook / 紀伊國屋 / 楽天 / skysoft 】 読了。
いや、参りました。私にはとてもこんな小説は書けないよ。 あらためて牧野修のうまさを感じました。 こんなうまい作家のいる分野にどうやってもぐりこんだらいいものやら。
もっともロマンス法が施行されれば、牧野修よりもずっと凡庸な作家が 必要とされるようになるのだろうけれど。
「りりあん女学園入学の手引き」を見ていたら、「バラエティギフト」 という番外編が最新刊となっているではないか。本屋に平積みになっている 分は全部買ったのになぁ。最新刊だけ品切れだったのだろうか。
ちなみに、書き忘れていたけど、蔦子さんも好きです。オヤジだから。 っていうか、蔦子さんも主役のひとりですよね、薔薇じゃないけど。 でも一番気に入っているのは、アニメ化記念帯に描かれていたギャグ版 （三頭身版）祐巳。口に手をあてたポーズもよい。
マリア様が見てる バラエティギフト【 bk1 / amazon / Yahoo! / 旭屋 / Jbook / 紀伊國屋 / 楽天 / skysoft 】 読了。
番外編なので扉の主要登場人物紹介はあまり意味がない。 それはともかく、オレの好きな菫子さんが再登場で嬉しい。 乃梨子の面接はキリスト教はともかく、酸性アルカリ性というのは どういう意味があったのだろうか？ しかし、乃梨子は「何じゃい、あれ」とかいう人だったのか。 意外だ。
番外編が出るのは、菫子さんとか登場してくれるので嬉しいのだが、 祐巳以外が主役の場合基本的に、主語が「私」になってしまうのが 悲しいところだ。
それだけ祐巳が主人公ということなんだろうけれど。
本屋に行ったら、マンガ文庫のところにさべあのま全集というのが あったので購入。
もう十年以上も前、原宿の某所でごろごろしながら、たしか「乾いて候」 か何かを読んでいたら、拳法をやっている人から 「そんなの読んでちゃダメだ、さべあのまを読め」 と言われたので、「何それ？」と聞き返したら、まわりじゅうから、 「さべあのま」を知らないのかと非難されたような記憶がある。 で、貸してくれと言って、拳法の人に借りて 「さべあのま」読んだのであった。
いや、「乾いて候」が好きで読んでいたのではなく、 手直にある面白そうなのはみんな読んでしまったから、 読みはじめただけなんだけどね。 「さべあのま」の方がよいというのは、ある範囲においては まぎれもなく正しいのであった。
天才数学者たちが挑んだ最大の難問 フェルマーの最終定理が解けるまで【 bk1 / amazon / Yahoo! / 旭屋 / Jbook / 紀伊國屋 / 楽天 / skysoft 】 読了。
なぜ今ごろこんなものを読んでいるのかというと、 最初に出たときはどうせミーハーな本だろうと思って買わなかったから。 ミーハーな本というわけではないが、中途半端な本だ。 これじゃあ、数学のわからない人には数学的過ぎるし、 フェルマーの最終定理の証明がどんなものか知りたい人に対しては 説明不足と思われます。（ってそんな人はいないということか）
このあいだから近くのスーパーで数の子わさびというのを売っていて、 これがいかにも酒の肴にぴったりそうなので買ってみると、 やはり酒の肴にぴったりなのであった。しかし、 これまであまり見たことがなかったものだったので、このスーパーでだけ 扱っているものかと思っていたら、ふと入ったAMPMでも売っていた。
うーむ、もしかしたら、辛子明太子なみに普及しているのかもしれん。 それで、この中に入っていて、妙にうまい野菜のようなものがあるのだが、 なんだろうと思って原材料をちゃんと読んでみると、ワサビの茎という のが書かれていてどうもそれらしい。オレとしては、 数の子が入っていなくてもいいから、ワサビの茎をもっと入れて欲しいと思う。
数学をつくった人びと【 bk1 / amazon / Yahoo! / 旭屋 / Jbook / 紀伊國屋 / 楽天 / skysoft 】 読了。
いい本だけど、今ごろ読んでも遅いのだ。 どうして１３歳の時に読まなかったかなぁ＞オレ。
ウァレンティーヌスの贈り物（前編）を読み返して、 マリみてにハマッタ箇所を再確認する。 それは117ページの9行めだ。 この時までは、祐巳の一方的な想いばかり目立っていたんだよね。
１日に年賀状を見たとき、なんか返事書くの面倒だなぁ。 書かなくてもいいかなぁとつい思ってしまったのだが、 日が経つにつれて、バラバラと届く年賀状はだんだん 気合いが入ったものになってくると同時に、 この人に返事を書かないわけにはいくまいという人的重要性も どんどん上がってくるのであった。 それでもまだ、年賀状を書く気力がないから メールで返事すればいいやとか思っていたのだが、 昨日とか今日着いた年賀状では、そういうわけにもいかなくなってきた。
しかし、一度書かなくてもいいかなぁと思ってしまったので、 そう簡単に書く気にはなれないのである。そもそも、１２月の始め頃、 １２月で仕事は終わりだと思ったので、年賀状でも書こうかと、 インクジェット用の白い年賀状を購入したのだが、 １２月の終わり頃、１月も仕事があることになって、 何もかもやる気をなくしてしまい、そのままになっていたのである。 その上、プリンタのインクも切れているような気もするし、交換用の インクが買ってあるような気もするしで、インクを買う前に交換用があるか 確認しなければならないのである。
真っ白の年賀状ではなくて既に何か印刷してある年賀状にちょこちょこっと かこうかという気にはなってきたのだが、はたしてまだ年賀状を売っている であろうか？
しかし、返事を書かなかったことが何度もあるにもかかわらず、 毎年シルクスクリーンの年賀状を送ってくる人。あなたはエライ。 今年の女の子はいままでより顔がまるいような気がする。 っていうかＦＦのキャラ？ ＦＦやらんからわからん。
１月に仕事をすることになってその結果、年賀状も書けなかったのに、 なぜ今、毎日のように日記を更新しているかというと、そう、 仕事をしていないからである。 そのへんは、仕事をするにあたっていろいろ条件をつけたので、 結果的に仕事をしていないのであった。来週はわかんないけど。
仕事をしていないと精神衛生上非常によい。 というか、引きこもりは精神衛生によいよね。
で、部屋で、赤ペンもってぐにゅぐにゅと落書きしていたら、 郵便屋が来て、「郵便受けに入らないので」とかいう大きな封筒を 渡された。
差出人を見て、「マリみて」を送ってきたのかな、 日記にはもう買ったと書いたのにと思ったら、 やはり「マリみて」だったが、マリみて同人誌であった。
トリコさんありがとう。 やっぱヤマナさんの絵はうまいねというか、 祐巳なんだけど、完全にヤマナキャラでもあるところがいい。
しかし、本のイラストでもこっちでも誰もスパッツ描いてないのは何故？ エロくなるから？
オレも予言しとこ。 祐麒が学園祭に来ると、りりあん女学園内にファンクラブが出来る。