濁辞


 濁辞は濁音しりとりの用語辞典である。
 濁音しりとりは濁音のみで作られるしりとりである。細かいルールはその際に決めればよいが、ここでは、長音は直前の母音を長母音化したものと考える。ただし次の言葉は長音で始める必要はない。「じゃ」などの音で終るのも可。その場合次の言葉は、「じゃ」で始ること。
 半濁音しりとりは半濁音のみをつかうしりとりではなく、半濁音も使ってよいしりとりである。濁音しりとりよりやさしくなる。つまり、半・濁音しりとりである。

ガイド:
 案内人、案内書、指針。
 厳しいルールでも大丈夫。濁音しりとりの基本。初心者はこのあたりから始めるとよいであろう。ただし、「ガ」で終る言葉はあまりないかも知れない。

がいこくご:
 外国語。
 ○○語シリーズ。他に、ドイツ語、ズールー語、銀河汎用語など。

ぎんが:
 銀河。
 SFファンがいる場合は最高にポイントが高い。しかし、既に当り前の単語となっている。応用に「銀河ヒッチハイクガイド」がある。

ぎょうざ:
 餃子。
「濁音しりとりのやり過ぎで腹減ったな。なんか食うか?」
「ぎょうざ」
「ざるそば!」

グレート・マジンガー:
 永井豪原作のアニメ。マジンガーZの後番組だったと思う。
 長音を認めないルールでは、不可。同様に「グレート・マジンガー掃除」「グレート・マジンガー退治」も認められない。

グリンダ:
 良い魔女らしい。
 私が言ったのだが、一体何のことかわからず聞いたら良い魔女だと言う答えが返ってきた。ファンタジー・ファンがいない場合は認められないかも知れない。

グリッド:
 格子。
 かつては真空管の電極だったが、いまでは絵や図を描くときに画面に現れるあれ。

グリップ:
 握るところ。握ること。
 半濁音を認めないルールでは不可。タイヤは足のくせにグリップが重要視される。人間の足はグリップが悪い。グリップがよいのは猿の足である。グリップが悪いとスリップする。

グィン・サーガ:
 栗本薫の長編ヒロイック・ファンタジー・シリーズ。
 熱狂的なファンも多そうなのでいいかげんな事は書けない。

ぐず:
 愚図。たぶん差別語ではない。
 日本語はポイントが高い。しかし、濁音しりとりにはまだポイント制は導入されていない。「ず」で終っているので要注意である。

げんぶ:
 玄武。
 四神のひとつ。北方の守護者。季節は冬。色は黒。したがって、冬は玄冬となるが厳冬と紛らわしいのであまり使われないようだ。

ゴースト・トラップ:
 ナンシー・A・コリンズのミッドナイト・ブルーシリーズの作品名。
 対幽霊用の罠。

ざいじょうにんぴ:
 罪状認否。
 たいてい否定するが、まれに肯定する者もいる。

じんじぶ:
 人事部。
 ○○部シリーズ。他に文学部、文化部、文芸部、馬術部、美術部などたくさん。

ズーアンドプレイランド:
 zoo and playland
 認められたり、認められなかったり。遊園地付きの動物園らしい。「ず」で始まる言葉は少ないので認めてあげたいところである。(英語のZの単語の少ないこと)

ずいずいずっころばし(×):
 童謡である。
 「ず」で始まる言葉が少ないため参加者全員で考えていると、いつのまにか歌い始めてしまう。もちろん認められない。この歌を歌ったら終りというルールもある。

ずししじんじぶ:
 逗子市人事部。存在するかどうかは定かではない。
 逗子市××部シリーズ。固有名詞は「存在するはず」という論法では認められない。逗子市の関係者が参加者の中にいる場合に限り認められる。

ずるいでぶ(×):
 差別語かも知れない。
 参加者に該当者がいる場合でも認められない。頭が疲れているので爆笑してしまうことがある。

ずーとるび:
 山田隆夫が座布団を十枚ためて作ったバンド。
 やがて認められなくなる日が来るかも知れないが、まだ認められる。しかし、ビートルズとセットで用いられることが多いのであまり役に立たない。

ずし(×):
 図示。
 図示を「ずじ」と思っていてつい間違って言ってしまう。正しくないので認められない。

ずんどうなべ:
 寸胴鍋。
 「ず」で苦しんでいるときに聞くと一抹の清涼剤のようである。認められる。

ずべ(×):
 ずべ公(不良用語)のずべ。
 「ずべ」という言葉はない。従って認められない。「ずぶの素人のずぶ」も認められない。

ずだ:
 頭陀袋(ずだぶくろ)のずだ。
 「ずたぶくろ」と思っていたり(作者)「ずだ」という言葉はないと思っていたり(作者)する人から文句が出るが、認められる。「頭陀」は仏教の修行の一つ。あるいはその修行中の僧。あるいは頭陀袋の略。広辞苑による。
 しかし、他の参加者に認めさせるのは発言者の実力によらなければならない。

ずびずばー(×):
 老人と子供のサンバ。
 「パパパヤ」と続く。認められないことは「ずいずいずっころばし」と同様。唱和してくれる人が少ないのがさびしい限りである。

ズベズダ
 Zvezda
 国際宇宙ステーションの3番目の構成部分サービスモジュール。 実に見事に濁った言葉である。しかも、待望の「ず」である。

ぜんじ:
 禅師。
 禅に通じた人。猫を殺したり、弟子を殴ったりする癖がある。

ゾンビ:
 操られる死体。
 ナメクジ同様、塩に弱い。これは死によって皮膚の浸透圧耐性が低下するためと考えられる。

ダン・シモンズ:
 作家。SFにハイペリオン。エンデュミオンなど。

でんぱ:
 電波。
 いろいろなことを教えてくれるもの。特に可視光線と呼ばれる電波は多くの情報を与えてくれる。

どくが:
 毒牙。

どくでんぱ:
 毒電波。
 いろいろなことを教えてくれるかどうかは不明。1960年前後に 毒電波が六連発で地球を襲ったという説がある。

どうえるきょうじゅのくび:
 ドウエル教授の首。
 古典的SF。「ドノヴァンの脳髄」はニアミス。

バージョン・アップ:
 一度売ったソフトでもう一度お金を取る方法。
 多くの場合、必要メモリ量は増加し、動作は遅くなる。

びじんが:
 美人画。
 ポイントが高い。

ビビンバ:
 韓国料理だと思う。
 美人画と音が似ているので連想し易い。

ブラインド:
 遮光存在。

ぶんがくぶただのきょうじゅ:
 文学部唯野教授。
 筒井康隆の作品。

べくとるば:
 ベクトル場
 数学シリーズ。応用に微分可能なベクトル場がある。

ボーリング:
 つまらないスポーツ。

ぱーきーぱっどのひび:
 パーキーパッドの日々。
 P・K・ディックの作品。

ぴんず:
 筒子
 体操選手が好む麻雀牌。

ぷろぐらみんぐげんご
 プログラミング言語
 ○○語シリーズの亜流。

ぺンローズ:
 ロジャー・ペンローズ
 さあ大変。誰だか思い出せない。

ぽんず:
 ポン酢。


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