未勝利日記

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1999/11/11 (木)

刃物で耳をかく人
電車の中で目の前に立っていた男がいきなり耳をかきだした。 最初は小指を耳に入れたりしていたのだが、 鞄の中から棒のようなものを取り出すとそれを耳の穴に入れた。 耳から出ている部分を見ると、それは手術用のメスを細くしたような 形をしている。何に使うものかは不明だが、明らかに刃物である。 電車は結構混んでいるのでその刃物は私の目の前にあるのだ。 めっちゃ怖いのである。刃物も怖いが、それで耳をかく男も怖い。 下手なことは言えないのである。

公園で歌う老人
公園で老人が「うるさくないですか」と声をかけてくる。 「だいじょうぶです」と答えるのだが、しばらくするとまた、 「うるさくないですか」と声をかけてくるのだ。 「ボケ防止に歌をうたっているんですよ」という。 いや、いいんです。いいんですけど、その歌っているという歌が 全然聞こえないのだ。困ったことである。前にこの人に会ったときは ちゃんと歌が聞こえたので、私の耳が遠くなった可能性もある。

全然分からないプログラミング言語
APL というプログラミング言語は全然分からない。 何故突然プログラムの話を書くかというと、 間違って検索にヒットするかもしれないからだ。 以前派遣で行っていた会社に APL 学習用のハンドヘルドコンピュータを 持っている女の子がいた。なんでも、以前勤めていた会社でもらったそうだ。 知らない言語は興味があるので、なんとかそのハンドヘルドコンピュータを せしめようと思って、APL を少し見てみたが全然分からないのであった。 以後 APL には手を出していない。


1999/11/12 (金)

眠い朝
朝眠いと思いながら学校に行ったら、雨のため学校が休みで帰って寝ていたと 思ったらそれは夢で、でも眠いし、わざわざ学校まで行って休みだと嫌なので 寝ていたらそれも夢で、しまった二度寝をしてしまったと思って目覚し時計を みるとまだ7時前だった。なあんだ慌てて起きることはないと思って、寝直したら 今度こそまずいかもと思いながら目を覚ますと7時30分だった。

痛い液体窒素療法
医者にいって足に液体窒素を着けられる。これが痛いのである。液体窒素で足が 固まると医者はおもむろに金槌を取り出してガシャンと叩き割るのかと思ったが、 そんなことはなく治療は終わりだった。

浅暮魂を見る
浅暮三文氏のファンによるサイトができたらしい。 浅暮魂である。 まだ工事中だが、浅暮氏の日記も読めてしまうのである。いやほんと、 インターネット日記は三日やったらやめられない。

信じられないボケをするO嬢
池袋の空想小説ワークショップに行く。今日は宇宙ステーションの話など。 その後、みんなでO嬢を待っているが、O嬢は来ない。浅暮三文氏も待っている のにO嬢は来ない。サイコドクター風野氏も待っているのにO嬢は来ない。 森下先生が帰るとようやくやってくるO嬢。今日はO嬢が脚本を書いた芝居の チケットを買ってやろうとみんなが集まっていたのだ。O嬢がチケットを出すかと 思って飲み会までついていったのに、なんとO嬢はチケットを持ってきていない のであった。どーいうこと? O嬢が電話してI氏にチケットを持ってこさせると いうのでI氏が来るまで飲んでいる。I氏が来たが、 チケットはやはり持っていないのである。どーゆーこと? 結局、お金だけ払ってチケットはもらえなかったのである。どーゆーこと? 後で郵送してくれるというので、まぁ許そう。
この芝居はセブンスヘブンといって ここ に詳しいことが書かれている。


1999/11/13 (土)

「いかづちの剣」(小林めぐみ/角川スニーカー文庫)読了。
いい。かなりいい。でもそのぶん満たされない気持ちも大きい。 これだけの設定をして、あんなことなんかもテーマになっているならもっと 書き込んで欲しかった。ヤングアダルトというジャンルをはみ出してもよいのでは。 SFファンとしてはもっとSF色を強く出して欲しいのだ。

まだやっている優勝セール
マルエツではまだダイエー優勝セールをやっている。まだというか、 何回目かのセール。だからといって困らないのでいいけど。 毎年優勝するわけではないので、優勝から一年間セールをやってもいいはず。

ジャナ祭にいくべきか
明日はO嬢の勤め先でジャナ祭というものがあるらしい。A氏も見に行くというが、 行くべきだろうか。身捨理研究会(誤変換ではない) というところで犯人当てのイベントがあるそうだが、参加するべきだろうか。 悩むのである。こんなことなら、 A学園のミステリ研でも誘っておけばよかった。
いったとしたら、 本気で犯人を当てるべきだろうか、それともボケに徹するべきだろうか。悩むのである。

Vガンダムの夢
∀ガンダムと書くのを面倒に思ってか、Vガンダムとかいてあるページを見るという 夢を見た。でも、実はVガンダムもあり、そのページだったのだ。 という夢だったのだが、本当にあるのか、Vガンダム。


1999/11/14 (日)

ジャナ祭に行かない。
日記のネタにするためにジャナ祭に行くかと思っていたら、アクションポイント (行動ポイントか?)が足りなくて身動きが取れない。って何のゲームだったか。 身捨理研究会(誤変換ではない)用に「セクハラ探偵」とか「薄荷探偵」とか いろいろネタを考えていたのに。そうそう、 犬の糞の始末をしない飼い主を見つける「糞尿探偵」というのも考えたのに。 訓練された犬を使えば、糞の匂いでどの犬が落としたか分かるはずだと以前、 何かの本に書いてあったのだ。もっとも、「カニスの血を嗣ぐ」 の阿川なら簡単に出来そうだが。

娘を起動しない。
日記のネタといえば、娘の成長記録ではないだろうかと思って、 娘を起動しようかと思ったが、武者修行がないとつまらないので起動しない。 だいたい、何度やっても同じような結果になってしまうのである。 ひどいことは出来ないのである。どうしても。

PNG に出来ない
この日記のタイトルを GIF 形式から PNG 形式にしようと思ったが、 ダウンロードしておいた変換プログラムがエラーになってしまって 動かない。別のプログラムは、GIF を読めないことがわかる。GV で 読み込んでおいて画像をコピーして張り付けたら、 出来たように見えたが、透明の部分がうまく変換されていなかった。 こうなったら、GNU の描画ツールを使うしかないだろうか。

BASIC言語
プログラム言語をアルファベット順に日記のネタにするシリーズ。
すでにアルファベット順ではない。不幸にして私も BASIC を使ったことがあるのだ。 それは N60 BASIC というもので数がすべて浮動小数点数になってしまうのであった。 ここでは、インタープリタの使いやすさと構造化されていない言語の醜さを実感する。 「見にくい」が「醜い」の語源であることも発見してしまうのである。


1999/11/15 (月)

のだなのだをみる。
のだなのだをみたのだ。この人にはあったことがあるのだ。 でも顔が思い出せないのだ。しかし、このサイトを見る気になったのは、 あの人のせいなのだ。広告効果抜群なのだ。えらいのだ。 いじめてはいけないのだ。これではなんのことかわからないのだ。 でもそれでいいのだ。わかったら困るのだ。

PNGの逆襲。
ネットスケープでは PNG の透明の設定は反映されないそうである。 無駄な努力であった。あるページで透明に見えたのは、 背景色と同じ色で塗ってあったためだとわかる。 しかし、ネットスケープでも、 インターネットエクスプローラでもないブラウザが大量にあるらしいことがわかり安心する。

チョコレート
「もの書きはチョコレートを食べる」のではないかと浅暮魂の日記にあったが、 私は唐突にチョコレートが食べたくなったりはしない、普通に食べているのである。 好みはムギチョコ。これはいいのだ。「笑うミカエル」 にも登場する立派なチョコレートなのだ。今も100円のムギチョコがそばにあるのだ。

EASYTREAVE
Dではじまるプログラム言語は DOC とかいうようなのがいくつかあるような 気がするが使ったことはない。
で、E になる。 このスペルはたぶん間違い。イージートレブという言語を使ったことがある。 これは大型計算機で使われるレポート作成言語とかいうものだった。 JCL の中に SYSIN DD * 文によって記述して実行するのが一般的な使用法のようだ。 プログラムのテスト時に検証用の資料を打ち出すのに使用した。 この時一回のみの使用で熟練する暇はなかった。


1999/11/16 (火)

行き詰まったゲーム。
謎のゲームが行き詰まったので、ネットで検索した。そうか、 あのメッセージはひっかけだったのか。騙された。しかし、そうなると、 中ボスと戦わなければならないのだ。勝てそうもないのに。

人間でないのだ。
昨日に引き続き、のだなのだの日記を見ていたら、 のださんが人間の遺伝子をもたないことが検証されたようなことが書かれていた。 非常に面白い。しかし、顔が思い出せない。

awk を忘れていた。
プログラム言語をアルファベット順にネタにするシリーズ。一番最初の awk を 忘れていた。一時期、非常に気に入っていた言語である。perl にとって変わられた ようなところがあるが、パターンアクションという記述法と考え方は、良いと思う。
awk では COBOL のあるバージョンを別のバージョン用に変換するというプログラムを書いた。それまで awk ではあまり大きなプログラムを書いていなかったので、この時のプログラムはあまりきれいではない。というかひどい物であった。反省。
emacs lisp も忘れていた。lisp の方言とも、マクロとも考えられるが、一応入れるべきだと思われる。GNU Emacs lisp Manual という本の最初の版を買うくらい入れ込んでいた。この本はドラフト(下書き?)を元に翻訳してあるので、わかりやすくないし、 問題も多い上に、高いのだが、それでも全く不満はない。 今はもっといい本(版)が出ている。
emacs lisp ではアセンブラを C に書き直すときに使うエディタのマクロを書いたくらいである。必要なものは既に書かれているので。
そういえば アセンブラ も忘れていた。
Z80 と IBM 大型計算機と8086系をやった。CPU も持っていないのに、6809の命令解説書を買った。

「順列都市」(グレッグ・イーガン/早川文庫)読了。
危うくこれを日記に書くのを忘れるところだった。非常によい。
数学者というのは考えられるものは存在すると考えているのだろうか。 数学的対象は実在するかという議論を以前に聞いたことがある。おそらく、 グレッグ・イーガンは数学的対象は実在するという立場であろう。
それはさておき、以前何とかいう人の、意識のコピーを作って誰が犯人かとか言う SFを読んだときに感じた不満を解消してくれる作品である。いいのだ。 プログラマにおすすめ。
とはいえ、少しわからない点もある。一度目のシミュレーションでは、 分割された時間の最後の状態は走らせないとわからないと思うのですが。 関数ではないので。そうしたら、順序をランダムには出来ないのでは。 二度目のシミュレーションで、一度目のときの各初期状態が保存されていれば、 ランダムに走らせるのも可能でしょうが。え、読みが浅いのか。


1999/11/17 (水)

H2ロケット
H2ロケット打ち上げ失敗の様子を書いた、笹本祐一のレポートが野尻抱介氏の掲示板 に書かれていた。実はインターネットってすごいのかもしれない。

青色迷宮
星野青猫さんのページ青色迷宮 を読む。やはり、私以外の人はみんな頑張っているようだ。
そうも言っていられないので、作品の資料になる本を図書館で借りる。

コートを着る
寒くなってきたのでコートを着る。思わず歌ってしまう。 コートの中では平気なの。それはともかく、予想通り 帰りの電車は暑かった。謎々を思いつく。「寒い時暑く、暑いとき寒いものなんだ」 今日から君もナゾラーだゾナ。

IBM科学賞
松本がIBM科学賞を受賞したらしい。IBM科学賞って何? 松本って誰? おお、自分でリンクしているではないか、松本。ここまでやっておけば、 マイクロソフトだろうと、アメリカの特許庁だろうと、 特許権を主張することは出来まい。って別件ですか?


「F……」というようなSFを昔読んだ。その F ですが、 FAQ とか人前で言うのは人として恥ずかしいのでやめて欲しい。 たぶん、「なんどもおなじこときくんじゃねぇ、このクソッタレが、 ここに書いておくから、オレに聞くな! こんど俺に聞いたら犯すぞ、 こん畜生」の略なので。
FORTH というプログラミング言語がある。第四世代言語ってことですか。 違うかもしれん。そんなに後の言語ではないので。 頭の中にスタックのない杉並には理解できそうもない言語である。 実装が楽だとプログラマーKが言っていた。 インタープリタとコンパイラの差が少ないらしい。


1999/11/18 (木)

やる気がしない。
公園で水を飲もうとしたら、コックをひねり過ぎて水を浴びた。 なんで、公園の水飲み場って蛇口(?)が上を向いているのだ。 仕事中、全然やる気がしない。 最近はたばこの匂いのする香水でも流行っているのか? でも、なんとか仕事の助けになるものをダウンロードする。 が、インストールする気力がない。こんなことでいいのか。

ポストペット
ペットのぼっけは元気なようだ。訓練もしてないのに武闘大会とりあえず、 勝ったみたい。でも、ら抜き言葉は直すように。

暇じゃないのだ。
暇ではない。今日の日記はこれで終わりだ。なお、アルファベット順に…… は自分で書いててもつまらないのでやめる。やめるったらやめるのだ。


1999/11/19 (金)

診察券を忘れる。
医者に行こうと思って診察券を捜したが、見つからない。 と思っていたら、古い診察券が出てきた。 先月、診察券をなくして新しくしてもらったのだ。 その新しいほうがなくて、なくしたと思っていた古い診察券が出てきた。 仕方がないので、そのまま医者に行く。 いまさら、古い診察券を出すのは恥ずかしい。
「診察券を忘れたのですが……」と医者の受付で言うと、 奥から大きな声が聞こえてきた。
「忘れたんじゃなくて、あたしが返し忘れたの」
そうか、またやられたのか。
この受付嬢は三村美衣に似た顔をしているのだが、 よく診察券を返すのを忘れるのだ。 え、三村美衣を知らないのか。SFマガジンを読んでいないのか。 SFオンラインを見ていないのか。京フェスに行っていないのか。 あ、京フェスは明日だった。
そのうち、医者が出勤してくると、またもや、
「あ、先生はひっかからないや」
という大きな声が聞こえてくる。 やはり三村美衣に似た人の声である。 声は似ていないので誤解しないように。なにか、いたずらを仕掛けたらしい。 ほかの人は引っかかったらしい。やるなぁ、三村美衣に似た人。
なに、三村美衣を知らないのか。SFマガジンを読んでいないのか。 SFオンラインを見ていないのか。どうしても知りたい人は、 大森望のSFページSF写真館を見るのだ。

OB来たる。
バイト先にOBが来る。昨日もOBが来たのだが、今日も別のOBが来たのだ。 OBとはもちろん、おばかさんの略である。 おばかさんの相手は疲れるのだ。 それなのになぜかおばかさんの溜まり場になっているのである。 だいたい、今日はサーバメンテナンスだからパソコンは使えないと 言っているのになぜ溜まるのか。

CPU の威力。
9月にCPUを交換したもののその実力を実感することはこれまでなかった。 しかし、今日その驚くほどの速さを感じたのである。 ネットスケープの java 起動がたちまちのうちに済んでしまったのだ。 脅威の CPU パワーである。なにしろ、 ネスケでは java のページに行かないようにしていたくらい遅かったのである。 止まったかと思うほど遅かったのである。死んだかと思うくらい遅かったのである。 それが、たちまち終わるとは。うーむ、すごいのだ。


1999/11/20 (金)

昨日見た夢。
夜中に小説を書いていると、窓から男が覗いていて、いい先生がいるからその小説を 見てもらうといいと言われる。まだ、見直しもしていないからいいよと断るのだが、 いいから、いいから、見てもらってから直したほうがいいだろうと強引に誘われ、 断りきれずについていくと、車に乗ってどんどん遠くに行ってしまう。なんだか、 あまり上等ではない住宅街というかバラックというかそんな中に車は入っていき、 木造の家が入り組んで建てられ隣との境界も定かでなく、 家と家の間にロープを張って洗濯物を干してある所に入っていく。 男が一軒の家の窓から声を掛けると、無精ひげの男が出てきて、私の小説を読んで、 うんうん、まあまあ、ここで勉強すればとかなんとか言う。全然参考にならないが、 夜中で、2時くらいなのにわざわざ小説を読んでもらったので恐縮していると、 まあ、飯でも食っていけと言う。よくわからないが、狭い部屋で、 漫画家のアシスタントのような男たちと飯を食う。飯は全然うまくないが、 アシスタントのような男たちはガツガツとかっこんでいる。 飯を食うと風呂に入れというが、 風呂はないので、近くの風呂屋まで行こうと言うので、付いていくといつの間にか、 川の中を歩いている。しばらく行くと、川の中に小屋のようなものがあり、そうか、 河原に温泉が湧いているのかと思うが、その小屋には入り口がない。 男はいつの間にか小屋の中に入っているのが窓から見えるので、 これは川の水がそのまま浴槽に続いているのだろうと、 水に潜るとやはり小屋の中の浴槽に出られる。 川の水とつながっているので、あまり暖かくない風呂につかり、 洗い場の蛇口から出るお湯も何故かぬるくて気持ち悪い。 そのくせ、温泉らしく石鹸の泡立ちは悪いのでうまく洗えない。 風呂から上がって再びバラックのような小屋に戻ると、おまえはみどころがあるから、 小説を勉強する仲間に加えてやってもいいと言われる。でも、 森下先生の所で勉強しているし、久美先生にも義理があるので、 知らないグループには入りたくないと思っていると、おまえ、飯も食ったし、 風呂にも入ったではないかとだんだん怖くなってくる。 なんだか怖いので怯えていると、その仲間になるには30万の金が要ると言われて、 そうか、そういう仕組みだったのかとわかるが、目の前の男はとても怖く、 いつの間にかアシスタントみたいな男たちにも囲まれていてとても怖い。


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