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人間ドック
人間ドック、行ってきました。
これ、腹が減ります。私は胃酸過多の傾向があるので腹が減ると
胃が痛くなるんですよ。飢えを経験していない現代人でもあるの
で空腹には耐えられない。
前の日の9時以後飲食をしてはいけないんですが、前の日に塾の
仕事があったもので夕食を6時に食べてしまったんですよ。
もう本当に腹へってね。自転車で病院に行ったんですが、ちょっ
とふらついてましたよ。
病室で採血を待ってたんですが、こんなに腹減ってるところに血
なんか取られちゃたまんないですよ。血を採られると思うと余計
に腹が減ってきてね、もう、椅子でもテレビでも食ってやろうっ
て気になってきたわけです。
するとノックの音がして、丸々と太った看護婦が……
人間ドック続き
「着替えますか」
看護婦の言葉に私は迷った。優柔不断な性格なのである。
案内にはパジャマを持ってくるように書いてあったが、それが一泊する
ためのものなのか、診察用なのか分からなかった。人間ドック用の服もあ
るというので、見てみる事にした。
看護婦はトコトコ歩いて服を取りに行った。やがて持ってきた服は青い
綿の上下であった。
「少し生地が厚いですね。これだと暑いかもしれませんよ」
そう言うので止めて、自分の持ってきたパジャマを着る事にする。看護
婦が出て行ったので、着替えて部屋の探検をする。
部屋にはテレビと冷蔵庫とベッドと応接セットとロッカーがあった。テ
レビの下には何か物入れがあった。
勇者の行動パターンを踏襲する。
スリッパ一足発見。お茶のティーバッグたくさん。最大の発見はテレビ
とその下の引き出しにあった。テレビは14型回転式チャンネル選択方式。
久しぶりに見るものである。二つある引き出しには、人間ドック用の服が
三着ずつ、合計六着入っていた。
あの看護婦はなぜわざわざ取りに行ったのだろう。よくあるマンガのキ
ャラクターなのだろうか。
そんなことをしているうちに看護婦が入ってきた。血圧、脈拍、体温を
計る。そして採血。
ずいぶん前に何かの検査で採血した時に、手に看護婦さんの胸が当たっ
たことがあったので、少し期待していたのだが、そんなことも無く、また、
特に痛いこともなく採血は終わった。
まあ、採血くらいちゃんとできなきゃ看護婦は勤まらない。
その後は紙コップとガラスの瓶を与えられて、採尿に行かされる。
その後、とても甘いものを飲まされる。この程度の甘さは私の敵ではな
いが後味がいつまでも甘い。初日の空腹はこの検査のためなのである。つ
まり糖尿病の検査である。このあと、60分後と120分後に採血と採尿。
60分後の採血の時に左腕から採血したので、120分後には再び右腕から採
血となる。採血場所を選ぶのに苦労するかと思ったら、ちょっと目を離し
た隙にたちまち採血されてしまった。
どこから採血したのかと思い、後から調べてみると、右腕も左腕も一個所
しか注射跡がない。
この女、一回目とまったく同じ処から採血したな。どうもみくびっていた
ようだ。
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